僕が30才の時、風邪になった日があって、市販の風邪薬を服用していた。
当時僕は、とあるネットゲームをやっていて、それにハマっていた。
すると、突然気分が悪くなり、吐きそうになったので台所で吐こうと思った瞬間、目の前がだんだん暗くなっていった。
何か遠くから声が聴こえる。
その声が段々大きくなっていき、それは母親が僕の名前を必死に呼んでいる声だった。
僕はいつの間にか倒れていたのだった。
母親は、僕が台所の前で突然倒れたのを見ていて、何度も呼んでくれたおかげで助かった。
どうやら服用していた風邪薬には睡眠の効果もあったらしく、それを知らずにゲームを続けていたのが駄目だったようだ。
それから15年後だろうか、僕はアパートで独り暮らしする事になった。
僕は若い頃から何度も貧血になっていて、特に、下痢になると決まって貧血になりかける。
ある日、下痢になってしまい、トイレにこもっていると、あと少しで貧血になる・・・という時があった。
もし僕がそのままぶっ倒れたら、部屋には僕1人しかいないので、誰も起こしてはくれない。
でも、何とか持ちこたえて、意識を失うには至らなかった。
これが僕の中で怖かった思い出です。
今でも下痢になる事はあるので、これからも気を付けていかないといけない。