カスハラ、真に悪いのは接客担当の上司
 
今話題のカスハラ、
もちろん、カスハラする人が悪いのは当り前ですが、
 
それと同じくらい悪いのが、
カスハラを受けた接客担当の、上司です。
 
なぜ?
 
接客担当がクレームを受けて、
上司たる自分に上がって来るのを嫌がる、
それが、カスハラを助長する大きな要因だからです。
 
接客業は、一般的に雇用形態が不安定なことも多く、
自分の立場を守るためには、
往々にして、カスハラにも、耐え忍んだり、
時には自腹を切ってまで、理不尽な要求に応じたりと、
そんな対応をとってしまう、しまわざるを得ないことが往々にあります。
 
本当は毅然とした態度で接客したいのに、
そうは出来ない。
 
なぜなら、顧客が問題を大きくすると上司が嫌がるから。
 
カスハラする側も、それを知っているから、
ますますエスカレートしてしまいます。
 
そこを改善しなければ、
いくら表面的に、こういう行為がカスハラに当たると、
規制しても、
 
それはそれで効果が無いとは言わないまでも、
根本的な解決策にはなりません。
 
クレームや問題が自分に降りかかるのを嫌がる上司こそ問題。
その認識が共有される世の中になってこそ、
カスハラ問題は解消していくでしょう。