2月16日、いよいよ手術の日。
夫、娘、息子とまたもや総動員。
みんなそろって
姫・・・いやオババ様の手術を見守ってくれます。
前の人の手術が長引き
予定より1時間半遅れて手術室へ。
大学病院の手術室ってすごい!
私の手術する部屋は奥の方にあったのだけど、
そこまで両側にずらっと手術室が並んでいます。
まるで宇宙ステーションの中を歩いているみたい。
(宇宙ステーションがどんなのか見たことはないけど)
手術台に寝ると手際よく手術着がはぎとられ、
バタバタ慌ただしい雰囲気の中、
「麻酔します」
の声ですぐに意識がなくなりました。
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「のばなさん、終わりましたよ~。」
と耳元で声がして目が覚め、
手術が終わったことを知りました。
心地よい深い眠りの途中で
無理矢理起こされたような感覚で
頭はボ~っとしてるし
もっともっと眠っていたいと思いました。
寝台にのせられて病室のベッドへ。
家族は主治医から説明を聞いていたので病室にはいなくて
またウトウト・・・・
しばらくして
「大丈夫か?」
という夫の声で目が覚めました。
その次の夫の言葉が、
「リンパに転移が見つかったんやって」
・
・
・
頭はボ~っとしているけど心臓がドクンと鳴りました。
手術中のセンチネルリンパ節生検で
転移がみつかったとのこと。
しばらくして主治医が病室に来ました。
「のばなさん、ご家族から聞かれましたか?」
「はい、転移があったそうですね。」
「そうなんです。だからリンパ郭清をして
採れるだけのリンパ節は採りました。
病理の結果を見て
また今後の治療について考えていきましょうね。」
ぼんやりした意識の中でこの会話を交わしました。
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「ステージⅠの早期癌です」
と言われていたので、
私も含めて家族みんな、
手術さえ無事終わればひと安心と思っていました。
けれど「転移」のひと言で
「またしても奈落の底に落とされたみたいだった」
との娘の弁
「手術が終わったという電話の声を聞いて、
これは何かあったなとすぐにわかった。」
という婿殿の弁
夫も医師から聞いた後、
私に伝えないわけにもいかないし、
どう伝えようかとかなり悩んだとのこと。
そしてすぐに
キノコ栽培をしている大学時代の友人に電話をして
「霊芝(さるのこしかけ)」を送ってくれるように
頼んだようです。
またまたみんなに心配をかけることになってしまいました