家族構成や生活スタイルが変化するとこれまでとは違った問題が発生することがあります。
今回はお孫さんを預かるようになって騒音クレームがきてしまったという高橋さんの事例をご紹介しましょう。
 

■防音工事を行ったきっかけを教えてください

ご近所への防音対策です。
去年、娘夫婦の子どもが小学校に上がったんですよ。
そのタイミングで娘はフルタイム勤務に戻ることになったんですけど・・・。
そうすると子どもは誰もいない家に帰らなくてはならないでしょう?
なんだかかわいそうで・・・。
それに防犯面の心配もありますし、下校後はうちで預かることにしたんですよ。
幸い、学校からの距離もさほど変わらないのでそのままうちに帰ってきて、仕事が終わった娘が迎えに来るっていう寸法です。
宿題があるならうちでやればいいし、娘が遅くなりそうならお夕飯も食べていけばいいですからね。
子どもの世話なんて久しぶりだから勝手が違うこともありますけど、一緒にアニメを見たり、ゲームをしたりして私も楽しく過ごしていました。
でもご近所さんから「少しボリュームを下げてほしい」と言われてしまいまして・・・。
テレビやゲームの音や、子どもの声が迷惑をかけてしまったようなんですよ。
 

■防音工事で苦労したところはどこですか?

夫と相談して、それなら防音工事をしてしまおうってことになったものの、どこになにを頼めばいいのかわからなくって(笑)
娘夫婦にも話をしたら、伝手で業者さんを紹介してもらえることになったんです。
そこから見積もりやら現場確認やらで、あっという間に時間が過ぎていって、とにかく決めなきゃいけないことが多いんですね。
工事をお願いしたのは環境スペースさんというところで、施工実績が豊富とは聞いていたんですが、あまりの準備の長さに、ちゃんと工事できるのか心配になったときもありました。
工事のことはご近所さんにも説明したんですが、なにしろ私は説明が上手ではなくて・・・。
理解してもらえるまで大変でした。
業者の方の説明を聞くと「なるほど」と思うのですが、いざ自分が説明するとなるとサッパリで。
専門家の方の偉大さを思い知りましたね。
 

■防音工事をした感想を聞かせてください

この辺りは古い住宅街なので住民も高齢化が進んでいましてね。
夜7時なんていったらもう寝ちゃっている人もいるくらいなんですよ。
寝入りばなに騒がれたらそりゃあ気分悪かっただろうなって反省しました。
防音工事をした今では苦言を呈されることもなくなって、ホッとしています。
子どもは新しく取り付けたスクリーンでアニメが見られるようになって喜んでいますよ。



ライフステージの変化を機に騒音問題が発生することは少なくありません。
ご近所トラブルを避けるためにもしっかりとした防音対策が必要ですね。