元日の朝

我が家はもう30年も前から
元旦に主人が訓示を述べます

息子が5歳の時、意味不明に癇癪を起こし
手がつけられなくなったことがきっかけで
息子への教えの言葉だったのですが
「いい子になるって約束できたらお年玉あげるよ」と言ったので
訓示の後はお年玉という流れになり
次の年からも行われるようになりました

それは娘が結婚して旦那さんを連れてきても
やっぱり行われ
全員が床に正座し(ネコも)訓示を聞き
そして娘旦那にもお年玉は配られます
事前に娘からの説明はあったとは言え
自分にもお年玉がもらえるとは思っていなかったようで大変喜んでもらえたので
良かったかな

で、今年は増えました
ひとり訓示を聞く人が増えたんです
「おとーとおかーをじいじとばあばにしてくれて、ありがとうございます」と
主人が娘と娘旦那に言いました
わたしも感慨深すぎてウルウルです

そしてもうひとつ
息子が正職員での仕事に就きました
実は私たちも定年で年金生活者になります
そんな時
「おれもバイトじゃダメだよね」と
去年の今頃会社に退職を告げ
残りの有休を使って休みながら
ハローワークに通い
なんと職を決めてきました
そろそろ1年になります

そんな息子に主人は
「親の為に人生を決めてくれてありがとう
仕事の事、人間関係の事色々愚痴は聞くけど
『辞めたい』と言わないあなたを尊敬してます」と言いました

ご存じの方もいらっしゃると思いますが
息子は
発達に問題があると思われる難しい人です
そんな息子ですが前のカラオケ屋さんのバイトも11年続け
休まずしっかり働きました
ですが今回全く畑違いの職場で
1年経った今でも失敗はあるようですが
元気に通っているのです

孫の誕生で涙腺弱まったところに
主人のその言葉は
もう我慢しきれませんでした
「また泣くよ、ばあば泣いてばっかりだねー」といじられても
涙は止まりませんでした

今までずーっと波瀾万丈な我が家です
今年だって来年だって順風満帆とは思っていません
ですが少しずつ進化しているような
そんな気のする
今年の元日の朝でした