中田未来と春日晴人が
出会った日の放課後
運動場では様々なクラブが
クラブ活動を開始していた
カツカツカツッ
スパイクでコンクリートを
歩く音が中にはに響く
1人の学生がミクを連れて歩いている
学生は
三木 勇輝(ミキ ユウキ)
高校2年生の17歳
黒髮の短髪
身長176cm
サッカー部の主将
ユウキ
「サッカー経験は⁇」
ミク
「あります‼︎」
ユウキ
「そっかそっか‼︎
そりゃ良かった‼︎
うちは部員が少なくてな
2年が10人で
1年が13人しかおらんねん‼︎
だから1人でも
戦力になりそうな子が欲しいねん‼︎
まぁ…
人数すくないから
君も頑張ったら
レギュラーなれるかもな‼︎
1年は少ないけど
凄い選手もおるから
これから楽しみなぁ‼︎」
ミク
「へぇ…あっ…
そういえば
3年生はいないんですか⁇」
ユウキ
「…」
ミク
「まずいこと聞いちゃいました⁇」
ユウキ
「まぁ…色々あってな…
今となっては良かったけど
うちのサッカー部な3年の代まで
めちゃくちゃ荒れててなぁ
上級生がたいして上手くもないのに
下級生しごきまくってたんや
俺らも毎日ボールも触られへんくて
走ってばっかり
もちろんそれは変わらず
今年の1年が入部した時もなぁ…」
ミク
「へぇ…
じゃあ最近まではいたんですね…」
ユウキ
「あぁ…そしたら初日に1人の馬鹿が
3年全員シバきよってな…
3年全員辞めさしてしまってん‼︎
笑けるやろ‼︎
1人で3年10人一蹴してもうてん‼︎」
ミク
「凄いですね‼︎
でも良かったじゃないですか‼︎
それからはちゃんと
サッカーできてるんですよね⁉︎」
ユウキ
「あぁ‼︎
3年がいなくなって
人数的には厳しいけど
1年に良い選手おるし
これから楽しみやねん‼︎」
ミク
(良い選手かぁ…
今日のパワフルな人かな…
いや…でも見た目的には
あれは同じ歳じゃないよな…)
ユウキ
「おっ…噂をすれば…」
ミク
「あっ‼︎」
2人の前にハルトが現れる
ハルト
「おぉ少年‼︎
村長と一緒に何をしてるんだ⁇」
ミク
「村長⁇」
ユウキ
「気にすな…
あいつはちょっと頭に
部品が足りてへんねん…」
ミク
「良い選手って…」
ユウキ
「まぁ…確かにあいつも凄いよ…」
ハルト
「なんだ…
また俺様を讃えていたのか⁇」
ユウキ
「色んな意味でな…」
ミク
「へぇ…」
ハルト
「村長‼︎
そいつは見事に入部テストに
合格した逸材だ‼︎
安心したまえ‼︎」
ユウキ
「なに言うてんねん…
うちに入部テストなんかないわ…
人数少ないねんから全員大歓迎や‼︎
うちが入部テストするなんか
100年以上早いわ‼︎」
ハルト
「そうか⁇」
ユウキ
「てかお前なにしてんねん‼︎
練習始まってるやろ⁇
なに呑気にこんなとこ
歩いてんねん‼︎」
ハルト
「朝の件で民に呼び出され
話を聞いてやっていた‼︎」
ユウキ
「怒られてたんだな…
あんまりマサさん困らすなよ‼︎」
ハルト
「あぁ…」
ユウキ
「よし…」
3人は運動場に到着する
ユウキ
「全員集合ぉぉぉぉぉぉぉぉ‼︎‼︎」
ユウキが声をかけると
ジャージ姿の学生達が集まってくる
ユウキ
「紹介する‼︎
ナカタミクだ‼︎
今日から転入してきた
サッカー経験者だ‼︎
今試合に出てる奴も
ウカウカしてたら
出番なくなるかもしれんから
気引き締めて行けよ‼︎
はい‼︎
自己紹介‼︎」
なぜか一歩前に出るハルト
ユウキ
「お前がなんで出るねん‼︎」
ハルト
「ん⁇違うのか⁇」
ユウキ
「ミク‼︎」
ミク
「ナカタミク1年です‼︎
ポジションはトップ下‼︎
よろしくお願いします‼︎」
ユウキ
「トップ下か‼︎
ジュンヤと一緒か‼︎
なかなか厳しいなぁ‼︎
別のポジションもできるのか⁇」
ミク
「別のポジションは考えてません‼︎
僕はトップ下しか考えてません‼︎」
ユウキ
「ほぉ…面白いなぁ‼︎
ジュンヤライバル登場だな‼︎」
集まってきた学生の後ろの方で
ふてくされている学生
仲西 順也(ナカニシ ジュンヤ)
高校1年生の16歳
茶髪の長髪
身長175cmで線が細い
ジュンヤ
「ライバル…馬鹿馬鹿しい…」
ユウキ
「よし‼︎
早速ミクの実力も知りたいし
紅白戦しよか‼︎」
紅白戦のチームわけは
赤ビブスチーム
攻撃陣のAチームと守備陣のBチームと
黄ビブスチーム
守備陣のAチームと攻撃陣のBチームの
組み合わせでミクは後者の
黄ビブスチームに
赤ビブスチームには
ハルトとユウキとジュンヤが
ユウキ
「今日はディフェンスチームが
2人いないから厳しいかもしれけど
頑張ってな‼︎」
試合開始
赤ビブスチームと黄ビブスチームは
どちらも4-5-1のフォーメーション
赤ビブスチームは
ハルトがワントップで
トップ下にジュンヤ
ボランチにユウキが入る
ミクは黄ビブスチームのトップ下
ミク
「へぇ…
あの人フォワードだったのか…」
キックオフ
ボールは赤ビブスチーム
ハルトがユウキまで
ボールを下げる
ユウキ
「押し上げろ‼︎」
赤ビブスチームが
一気に押し上げて行く
黄ビブスチームのフォワードが
ユウキにプレスをかけていく
ユウキは簡単に左サイドへ
ボールをはたく
そのボールをダイレクトで
中のジュンヤに回す
ジュンヤがボールを持ち
ボランチの選手を鮮やかにかわし
ゴール前にパスを出す
ジュンヤ
「しっかり仕事しろよ王様…」
ゴール前でディフェンス2人を背負い
ボールを受けるハルト
ディフェンス2人が体を寄せ
ボールを奪いにくる
ハルトは左サイドを見る
赤ビブスの左サイドハーフが
黄ビブスのサイドバックの裏を狙う
黄ビブスディフェンスA
(左を使うか…)
黄ビブスディフェンスB
(左…)
ハルトがディフェンスを背負ったまま
左足で左サイドへ
ボールを蹴ろうする
黄ビブスディフェンスAが足を出す
ハルト
「甘いな…凡人…」
ハルトが左足の裏でボールを引き
2人のディフェンスの間を
抜けようとする
黄ビブスディフェンスB
「行かすか‼︎」
黄ビブスディフェンスBが
ハルトに体を寄せる
ハルト
「軽い‼︎」
黄ビブスディフェンスBが
弾き飛ばされ倒れる
黄ビブスゴールキーパー
「戦車かよ‼︎」
ハルト
「ひれ伏せ…」
黄ビブスディフェンス2人をかわし
ゴールエリア手前から
迷うことなく右足を振り抜くハルト
ガンッ
シュルルルル
ボールは一直線に
ゴール左角のバーに当たり
ネットに吸い込まれる
さっさと自陣に戻るハルトが
センターサークル付近にいる
ミクの方をチラッと見る
ハルト
「魔法を使いなさい少年…」
ミク
(やっぱり凄いパワーだな…
でも…それ以上にシュートが良い)
黄ビブスボールで試合再開
ミクがボールを受け
左サイドへボールを回す
同時に相手コートに入るミク
黄ビブス左サイドハーフが
ミクにパスを出すが
ボールは赤ビブスディフェンスまで
飛んでいく
赤ビブスディフェンスが
すぐに左サイドバックへ
ボールを回す
ユウキ
「上がれ‼︎」
ジュンヤ
「話にならんなぁ‼︎」
左サイドバックがジュンヤに
ボールを回す
ジュンヤ
「これで決まりやな…」
ジュンヤが軽々と
黄ビブスボランチをかわし
ゴール前にパスを出す
そこには先程と同じように
ディフェンス2人を背負った
ハルトの姿が
同時に左サイドハーフが
ディフェンスの裏を狙う
ハルト
「次はもうちょっと頑張りたまえ‼︎」
ハルトが左足で左サイドへ
ボールを出そうとする
黄ビブスディフェンスA
「またか…」
ハルトが左足ボールを引き
足元で止め
右足で逆サイドへ
ボールを運ぼうとする
その様子を後方で見ているジュンヤ
ユウキ
「ジュンヤ‼︎」
ジュンヤ
「ん⁉︎」
黒い影がジュンヤの横を通りすぎる
ゴール前ではハルトに
黄ビブスディフェンス2が
体を寄せ止めにかかる
黄ビブスディフェンスA
「なんかいもやられてたまるか‼︎」
右足はボールを通過し地面につき
ハルトの体は左へと向き変わり
左足で左サイドへボールを運ぶ
ハルト
「やはり甘いな…凡人よ‼︎」
黄ビブスディフェンス2人は
完全に体重が逆へ傾き振り切られる
2人のディフェンスの裏へ出た
ボールを平然と追いかけ
シュート体勢に入るハルト
ハルト
「なっ…」
そのボールを黒い影が奪い
ハルトをかわし一旦ボール止める
ハルト
「いつの間に…」
ボールをキープしているのはミク
相手コートから猛然と戻っていた
ミク
「さて…魔法の時間だよ…」