蒸気の中の成分 | SPALAZA

蒸気の中の成分

今回はキャリーオーバ現象を起こした蒸気の中に含まれる成分です。

移行しやすいものとして

ナトリウム、カリウム、カルシウム、塩化物、硫酸塩・・・・e.t.c

ごく微量ですが、これらの成分は、温泉の主要成分の中で効果効能に影響を与える成分です。



一般的に温泉に含まれる成分の中で影響を与えるものとして



①ナトリウム、カルシウム

ナトリウム、カルシウムは肌の皮脂成分と反応しお肌をスベスベにする効果があると言われています。

美人の湯と言われる温泉には硫酸ナトリウム(芒硝)、重炭酸ナトリウム(重曹)、硫酸カルシウム(石膏)として溶け込んでいます。


②塩類
 
塩類には保温、保湿作用があると言われています。

体に付着することで体表面に皮膜を作り保温効果を高めると言われています。



③炭酸ガス、硫黄

炭酸ガス、硫黄には体の血流を良くする効果があると言われています。

皮膚の表面から浸透し抹消血管を膨張させ血流を促すと言われています。


(参考文献 久保田一雄著 補完・代替医療 温泉療法)



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①、②はキャリーオーバー現象の過程で移行しやすい成分です。

また、キャリーオーバーとは無関係に③の炭酸ガスや、ラドン(ラドンが含まれる場合)などのガス成分などが出てきます。

温泉水中には炭酸や、重炭酸として通常の水道水よりも多く溶け込んでいるため

炭酸ガスは水道水でも出てきますが、温泉水を使用した方がより多く出てきます。

使用する水の水質や部屋の広さによりばらつきはでてきますが

水道水使用時で500ppm~1000ppm

温泉水使用時で1500ppm~3000ppmぐらいとなります。

一般の大気で約380ppmぐらいとなっています。









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