病気の宣告 | 太平洋戦争史と心霊世界

太平洋戦争史と心霊世界

海軍を中心とした15年戦争史、自衛隊、霊界通信『シルバーバーチの霊訓』、
自身の病気(炎症性乳がん)について書いています。


ラベンダー 


 最近は自分の病気について書いています。本当は私事など公表したくないのですが、これにより『シルバーバーチの霊訓』に興味を持つ方が増えるかもと思い、恥を忍んで掲載することにしました。

 

 私の病気は進行が速ければ、確実に死に至ります。自分の健康状況を不審に思い、薄々気づいていたのですが、医療機関で幾つかの検査を受けている途中で、やはりあの病気だったのかと突如確信しました。

 

 その途端、頭から一瞬にして血の気が引き、目が眩んで気絶しそうになりました。でもそれが誰もいない医療機関の廊下だったので、よろけた姿、誰にも見られずによかった・・・。

 

普通患者は医者から告知された直後に、「目の前が真っ暗になった」とか「真っ白になった」と言いますが、あの状態ですね。

 

 あれは実は脳貧血状態なんです。しかし気分一つで気絶するほど健康状態が変わるとは・・・自分でもびっくりです。

 

「病は気から」と言いますが、その通りで自分の精神状態がいかに肉体に多大な影響をもたらすか、恐ろしいものですね。


夜明け 

 

 シルバーバーチの霊界通信を信じていても、突然人生の終着駅を見せられたことに、やはり激しく動揺させられました。でも私の場合、「死にたくない」とか、「何が何でも生きていたい」とは思いませんでした。

 

正直に告白しますが、内心「いよいよ霊界が近づいてきた・・・」という諦念が強かったのです。ご存じのように、シルバーバーチは個人の寿命はあらかじめ決められており、それが大幅に延長されることはないと語っていますから。
 
 

世間では「死」というと、重苦しく暗い、恐怖の出来事にしか見えませんよね?でも私自身はこれまで霊界通信を熟読し、霊界の存在を確信しているため、死とは怖いものではありません。

 

シルバーバーチも述べている通り、「死とは新たな誕生」、言い換えれば死というイベントは、地上世界から霊界への次元移動に過ぎません。

 

そんなわけで、私の方では「もういつ死んでもOK。どうせ霊界に行くんだから」という気分に次第に入ってしまい、生きる意義を見出せなくなってしまいました。う~ん、困った、どうしよう・・・。(;^_^A  だってこれでは、自殺者の精神構造と同じじゃないですか。

 

そんな時、身内から「頼むから、できるだけ長く生きてくれ」と言われ、ああそうか、まだ頼りにしてくれる人がいるんだな、と残りは彼らのために生きようという目標が出来た次第です。

 

私の場合は身内と言っても、お気楽な独身なので親兄弟になるのですが、ましてや既婚者の方はお子さんや配偶者がいますから、そのご心痛も私に比べ、遥かに重いものになるのでしょうね。


花 
 
 

考えてみれば「死」とは、人生の中で「誕生」とも比肩する最も重要なイベントです。しかし多くの人は死を忌み嫌い、顧みようともしない。

 

実際に病気が発覚してからいざ「死」について探求しようと思っても、病気になったというショックと、病状の悪化でいとも容易に、精神的余裕は奪われてしまいます。

 

恐らく「死とは何か」を真剣に考えていなかった人は、何もできずにパニックに襲われるのではないでしょうか。

 

ところがこの死についての知識、死ねばどうなるのかを日頃研究し、自分なりの人生哲学を構築しておけば、生命の危急の際も落ち着いて対応できるのです。

 

私自身も元気なうちに『シルバーバーチの霊訓』に出会えたのは、実に天佑による巡り合わせであったと思っています。


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