海上自衛隊・大日本帝国海軍階級対応表 | 太平洋戦争史と心霊世界

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海上自衛隊と昭和17年以前の帝国海軍の階級表を掲載しましたが、実際と違うとのご指摘を受け、修正しました。

 

自衛隊と戦前の海軍では組織が違いますので、「階級対応表」と一応書いてありますが、これは機械的に対応しているだけで、海自の階級が、イコール並列している同じ海軍の階級であると単純比較できませんのでご注意ください。

 

例えば海自の三等海士と海軍の三等水兵では階級名称は似ていますが、同じ階級とはいえません。

 

また緑色の階級は下に注釈が付いていますのでご参照ください。


階級対応表
 

【海上自衛隊】

 

三等海士: これは自衛隊生徒の階級であり、中学を卒業後、4年間の江田島の第一術科学校に入学して在学中に昇進し、卒業後に三等海曹として部隊に配属される。

 

海曹長: 防衛大学校に入学した生徒は卒業時に海曹長の階級となる。(在学中は階級なし)その後幹部候補生学校に入学し、同じく入学した一般大卒者も海曹長となり、卒業後には全員に三等海尉の階級が与えられる。

 

【帝国海軍】(昭和17年以前)

 

四等水兵: 海軍では海兵団在学生を「四等水兵」、卒業後に艦隊に配属された研修中の水兵を「三等水兵」と呼んでいたが、昭和17111日に全廃された。

 

特務士官: 海軍では「叩き上げ」で昇進してきた士官を「特務士官」と呼んで、士官と区別しており、指揮権では兵学校出身の少尉の下に置かれた。特務大尉が昇進すると「少佐」になり、佐官からは「特務」の名称がはずれる。「特務士官」は昭和17111日に全廃され、全員「士官」へと編入された。

 

少尉候補生: これは兵学校を卒業した生徒が1年弱の研修を経て少尉に任官されるまでの身分で、海自では「海曹長」と同じ身分となる。