とっておきのやつだ!いいか!息が止まるまでとことんやるぜ
黒田バズーカ第2弾を被弾した売り方は、こんな心境でしょうか?
黒田日銀総裁が第1弾バズーカのときに、『戦力の逐次投入はしない!』といった発言を覚えています。効果は今後市場が決めることでしょうが、私は有言実行な総裁はリスペクトします
FRBが量的緩和を終了宣言したタイミングでの真逆のアクションも、これまたニクィっ
かつて民主党の時代は、野田総理が『インフレで喜ぶのは誰かです。株を持っている人、 土地を持っている人は良いですよ。一般の庶民には関係ありません。それは国民にとって大変、迷惑な話だと私は思います』 と発言し、
白川日銀総裁は後手後手の小出し金融緩和を行っていました。
それは、つい2年前の出来事なのです
さて・・・
10月試練の相場を耐えた方、
来週から追加緩和の威力を注視する余裕が生まれましたね
それに加えて、第2四半期決算発表の時期です。
心理面でのトレンドが上向くことで、企業決算の上方修正が威力を発揮するかもしれません
私は、普段はあまりPERは意識しないのですが、 今日はPERの説明と決算の影響を考えてみます。
PBR,PERとは基本中の基本で一番良く耳にする指標だと思いますが、PERとは『投資家による企業の評価』と考えるとわかりやすいと思います
株価は【1株利益×PER】 で決まります。
そして本来、決算の上方修正は、この1株利益とPERの両方を同時に引き上げる効果があるのです。
1株益 × PER = 株価
仮に 100円 × 10倍 = 1,000円
20%上方修正すると・・・
120円 × 15倍 = 1,800円
と2割程度の上方修正で、株価が2倍近くなることも予想されます。
これは、『2割の成長率がある企業なら、PERは平均的な15倍あってもおかしくないんぢゃ?』 と市場がまっとうな評価を見直すことが起因しています
言わば、業績の上方修正は、企業価値自体も高め、相乗効果として、株価に反映されるということです。
消費増税でデフレマインドに戻りかけていた日本経済を、まっとうな道へと戻そう!と画策する日本銀行の本気度
この趣旨を市場が受け止めたなら、上記のオーソドックスな方程式が成り立ちます。
今回の追加緩和は、【企業決算はその数字以上に株価に何倍にも影響を及ぼす】 という、経済原理に立ち返るのかどうかで、効果が判断できます。
来週以降は面白くなりそうです