φの方石 ―白幽堂魔石奇譚― (メディアワークス文庫)/KADOKAWA/アスキー・メディアワークス

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第21回電撃大賞の大賞受賞作。魔法科高校の劣等生の作者とかも絶賛してるけど、確かに面白かった。
方石という架空の石の職人の物語なのだが、
いきなり方石で着装して戦うというライダー的な展開に
展開すると装飾品になるって設定なんですけど。いや、マジでライダーのパチモンが始まるかと思った。
方石の修繕を営む瑛介のもとに宵呼がホームステイしてくるのだが、この師弟関係がまた絶妙で笑いを誘う。デコ娘ちゃんがいいようにあしらわれてるし。留学体験的な学園ものとしても十分楽しめます。
宵呼の持っていた魔石を巡り、窃盗犯との対決が物語の主軸となっていくのだが、そこでその窃盗犯と宵呼との意外な関係性などが明らかに。まあ、一番インパクトがあったのが
瑛介の衝撃的すぎる正体
黒幕の「方石は模造品を生み出し続け、その技術を伝承していくべき」という主張に対し、「生きとし生きるものは皆唯一無二であり、代わりは存在しない」という主張のぶつかり合いが根幹となってくるのだが、瑛介の正体からすると後者の主張の重みが桁外れになってきます。黒幕が宵呼を求めていた理由といい、そう絡み合っていたのか、と。
とにかく、後半あたりの盛り上がり方が尋常ではないので、確かにこれは大賞受賞でもおかしくないわ。



