僕はどんなに暴言吐かれても傷つかない。
どんなに罵倒されながら指導されても、なんとも思わない。 少しも悲しくない。
そんなことに気付いたのは、僕が小学生の時。 部活で全国に行くようななかなかの強豪校。 ○○小 といえば「おぉ!」と一目を置かれる。
しかし、その内部は最悪。 コーチは暴言暴行当たり前。 公式大会で審判に注意を受けることもしばしば…。
当然。 その事に最初は怯えながら、部活に参加し、怖がりながら試合を、練習をしていた。
僕の一つ上の先輩は引退した後にそのことを聞くと、練習前や試合前。 特に公式戦の試合の前日や試合当日の朝はストレスですごく吐いていたそうだ。
それほどきつく、怖い部活。 何度も何度も「やめたい。 早くやめて楽な普通の小学生の生活に戻りたい。」 と思っていた。
でも、その部活になんだかんだ言って2年続けていると、さほど怖くなくなった。 暴行を受けることは続いていたし、怖いが、それこそ暴言吐かれてもなんとも思わなくなった。 麻痺したのかなっとも思った。
だが、今振り返るとそれは麻痺してるんじゃないと思う。
麻痺なんかじゃなくて、自分自身がコーチの話を100%受け止めようとせず、50%くらい…。 正直当時は20%も満たないぐらいしか真面目に受け止めてなかったんではないだろうか。
多分あれを100%自分の心で受けていたらあの先輩みたいになっていたのかなと思う。
話を8割聞かないのはそういうメンタルへのダメージは格段に少なくなり、そして気楽に部活に参加できる。 という大きなメリットはある。
しかし、デメリットもある。
2割しか聞いてないのだから、ほかの8割の中に重要でうまくなるためのコツが含まれているのに、それを聞き逃してしまう。 という点だ。
これは割り切るしかないと思うのだが、実際にはそうはいかない。
指導の際に「暴言」を吐くことでこういう対処を選手が行うことで、こういうデメリットが生じる。
これは指導者にとっても、不都合な話ではないだろうか。
やはり、「指導」という面では「上手くさせたい。 もっと勝たせてあげたい」という感情がうまくできない選手に対しての「怒り」という感情に変わってしまうのであろう。
しかし、指導者はそうであってはいけないと僕は思う。
暴言を吐いたところで、選手は怯えるだけ怯えて上手くならない。 そしてかつて自分がそうであったかのように、そのスポーツに対する意欲がなくなる。 削がれてしまうのだ。
だから僕は
指導者は多少の気分の起伏はあるが、それを落ち着かせてアドバイスをし、選手の意思、「どうしてそういうプレーをしたのか」というものをしっかりと聞き、尊重しながら指導にあたっていくべきだ。
なぜそんな簡単で、効率の良い指導方法が出来ないのかが疑問でならない。