「同性婚は気持ち悪い」はLGBTを尊重すべきという観点から、公人が公に気持ち悪いと言ってしまうと、完全にアウトの時代になってしまったようです。
ならば、わたしの個人的な主観で以下判断してみます。
×:アウト、 〇:セーフ、 △:微妙
わたし自身がこう思うのではなく、このような発言をした人がいたとしてその発言に対してわたしがどう思うかです。
・同性愛は気持ち悪い・・・×
・レズビアンは気持ち悪い・・・×
・ゲイは気持ち悪い・・・×
・トランスジェンダーは気持ち悪い・・・×
・性別違和は気持ち悪い・・・×
・性転換者は気持ち悪い・・・×
・性別適合手術は気持ち悪い・・・〇
以上ここまではLGBT関連
・ニューハーフは気持ち悪い・・・△
・女装者は気持ち悪い・・・△
・女装は気持ち悪い・・・〇(言ってもそれを責めることはできないでしょう)
・下着女装は気持ち悪い・・・〇
・首下女装は気持ち悪い・・・〇
・服装倒錯者は気持ち悪い・・・△
ある趣味や行為を気持ち悪いと思うことまでアウトにはできない。これが人であれば微妙かな。
同じように
・SM趣味は気持ち悪い・・・〇
・SMを趣味にする人は気持ち悪い・・・△
・アダルトビデオ鑑賞趣味は気持ち悪い・・・〇
・アダルトビデオ鑑賞を趣味にする人は気持ち悪い・・・△
・○○さんは気持ち悪い・・・×
・〇〇さんの笑い方は気持ち悪い・・・△
・○○さんはハゲだから気持ち悪い・・・×
・ハゲは気持ち悪い・・・△
・デブは気持ち悪い・・・△
実際に、わたしも特定の人を気持ち悪いと思うことはあります。
・ヘビは気持ち悪い・・・〇
・カエルは気持ち悪い・・・〇
・ゴキブリは気持ち悪い・・・〇
ヘビやカエルにはお気の毒ですが
・○○さんが飼っている○○は気持ち悪い・・・△
・〇〇を飼っているから○○さんは気持ち悪い・・・×
・高い所は気持ち悪い・・・〇
・昆虫食は気持ち悪い・・・〇
・昆虫を食べる人は気持ち悪い・・・△
・昆虫を食べる〇〇さんは気持ち悪い・・・×
一貫性のない〇△×になってしまいましたが、
「○○は気持ち悪い」とは個人の内心の問題だから、何をどう感じようとそれは原則自由なはず。であればすべて〇のはず。言わないで心の中に収めていればもちろん〇です。
とりあえずは不用意に「○○は気持ち悪い」とは言えない社会になってしまったということ。言わない方がいい社会になってしまったということ。それどころか、場合によっては気持ち悪いと言ってしまうと大問題になってしまうということ。気持ち悪いと思うことは感じ方でそれによって、差別をしたり、蔑視したりすることが問題なはず。ここのところは、日本語の語彙不足が原因しているのかも。「気持ち悪い」には、単に「相容れない」とか「しっくりいかない」とかの気持ち悪いだけではなく、そこに差別や蔑視の気持ちを含む「気持ち悪い」もあるからかも。
では、ある政治家が正直に「わたしは、個人的には同性婚は気持ち悪いと思います。しかし、性的マイノリティーの方も平等に暮らせる世の中の実現に努めたいと思います」と言ったらどうなのか。やっぱりアウトなのだろうか。現実に気持ち悪いと思うから、社会から差別を受けているということを実感できる。だから、その改善が必要であるとも感じることができるとはならないだろうか。または「わたしは、同性愛のどこがいいのかわかりません。しかし、性的マイノリティーの方も平等に暮らせる世の中の実現に努めたいと思います」ではどうなのか。「(とりあえずは無難に)LGBTの権利を守ろう」と言うだけの政治家よりはましだと思うが。
このままでは「何だかよくわからないが、とりあえず〇〇が気持ち悪いと言ってしまうことは良くないみたいだから、言わない方がいい」と思ってしまって、言う前に呑み込んでしまう社会に向かってしまうのではないだろうか。
人間の固定観念はそう簡単に変わらない。「〇〇は気持ち悪い」と言う人がいたとしても、それを寄ってたかって糾弾するのではなく、優しく諭してあげることのできる体制が求められるのではないかと思う。
思いっきり、優等生ぶった投稿になってしまいました。