鎌倉投信の「受益者総会」に参加しました | 視覚障害投資家のHappy Days

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7年前から毎月1万円を積立投資している、鎌倉投信さんの「結い2101」。
結いに投資している人達を対象にした年1回のイベント、受益者総会が本日行なわれました。

受益者総会も今回で12回目。
今年も昨年に引き続きオンラインでの開催となりました。

鎌倉投信が「いい会社」として選んだ投資先の中から、亀田製菓、アミタ、マザーハウス、トレジャーファクトリーなどの方々からお話を伺うことができました。

いつも思うけど、単純に、「いい会社」がうらやましい!
皆働くことが本当に楽しそうで、自分もこんな会社で働けたらなぁと思ってしまいます。


さて、「いい会社」への投資とは言っても、やはり気になるのはどれぐらい利益が出ているか。
自分の資産残高を確認したところ、+27%となっていました。
結い2101は年4%のリターンを目標としているから、7年積み立て続けていると理論上は+17%となっている計算になります。
ということは10ポイント上回る成果を上げているということで、満足すべき結果だと言えます。(まあ、コロナショックからの超金融緩和による不自然な株高は心配ですが)


やはり、鎌倉投信が選ぶ「いい会社」は業績もしっかりしており、結果として株価も上がっていると考えられます。
その要因は、従業員のやる気にあるのではと僕は分析しています。

「いい会社」は、皆対等であろうと努力しているように見えるんですよね。
制度上社長や正社員、アルバイトといった区分はあるものの、お互いがお互いを尊重し合い、できるだけ対等な人間関係を持とうと努め、給与も含め過度な不平等を生じさせないよう工夫しているように見えます。
業務内容や負う責任に応じて権限や報酬が変わるのは当然ですが、同じような仕事をしているのにアルバイトは福利厚生が少ないとか、たいして仕事をしていない管理職が偉そうに指示ばかりするとか、そういうのが少ないのではないでしょうか。
そうすれば従業員は真の意味で一丸となり、やる気を出して仕事に臨む。結果的に業績も上がる。するとさらに待遇がよくなり、士気はますます高くなる。そんな好循環が垣間見えます。




僕は今、大手と言われる企業で、障害者雇用として契約社員として働いています。
しかし、契約社員は正社員になれる制度があるのになぜかその制度を利用させてもらえず、ずっと最低賃金の103%ほどの時給で働いてきました。
要は、障害者雇用率を満たすためだけにとりあえず雇ったのでしょう。
仕事が与えられない日も多く、「こんなこともできますよ」と言っても無視される日々。
8月は夏休みがあり出勤日が少なかったため、今月の給料は10万8千円ほどでした。

10万8千円って…、僕には障害基礎年金もあるし株式の配当金もあるからいいけど、もし収入が給料だけだったらと考えると恐ろしいです。
一人で生きるのがやっと、子どもを持つことなんか考えられませんね。

でも、今ってこういう人が増えているんでしょうね。
だから節約節約となり、経済は回らずデフレが続き、出生率は激減する。

僕が働いているような「わるい会社」は、絶滅すべきなのです。
結い2101が推す「いい会社」こそ、本当に2101年まで残り続けてほしいと思います。