寝そべり族、バンザイ! | 視覚障害投資家のHappy Days

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お金に関することを軸に、視覚障害者(弱視)である僕が、言いたいことをどんどん発信していきたいと思います。

最近、ネットで話題となっている「寝そべり族」。
ついに、日経新聞でも取り上げられるまでになりました。

寝そべり族とは、過度な成果主義に嫌気が差し、必要最低限の生活さえ送れればいいと考える若者を指す言葉。中国で急増し、共産党も頭を抱える事態になっているとのこと。


自分1人が生きるだけの、最低限の収入があればいい。
別に出世しなくていい。
結婚や子育てに興味がない、そんなのに割くお金もない。
休日は、家で寝そべって動画サイトを見るなどして過ごせれば大満足。


寝そべり族と聞くと新しい現象みたいに思うけど、これって今の日本で少なからずの若者が持っている考えなのでは?

頑張っても、どうせ非正規だから待遇は変わらない。
子育てはカネがかかりすぎるし、ただでさえ立場が弱い非正規だと会社からの手厚い支援は望むべくもない。

だったら、収入の範囲内で人生を楽しもう!
YouTubeはタダだし、スマホゲームも課金さえしなければ無料で遊べるものが多い。だったら休日は家でダラダラ過ごそう!


・・・当たり前じゃん。
僕も、ある意味寝そべり族です。



中国共産党はかなり危機感を持っていて、「快適な環境に隠れていても、成功は決して天から降ってこない」という論文を載せたりしているようだけど、たぶん効果はないでしょう。
結局、貧富の差が拡大しすぎて、多くの若者はお金がないんです。
それでも政府は格差解消に取り組まないどころか、非正規雇用をますます増やしているのだから、事態がより深刻になるのは自明の理。

日本でもこれから大問題になるだろうけど、逆に中国では、寝そべり族が共産党の独裁を終わらせる1つのきっかけになるのかもしれませんね。