怪しい婆さんが言ってた通りなら
このアカウントは昔の俺・・・・・









まさか・・・。
そんなバカな事・・・。























『あいつらは!?あいつらのはあるのか!?』












俺は当時のバンド仲間のアカウントも探した。



タケルと
マサカズと
ハヤトと
ユウヤ・・・・












しかし、







仲間のアカウントはどんなに探しても出てこなかった。

















俺のだけ“残ってた”って事か・・・?


















・・・いや、待てよ。
残っているはずがない。


確か俺はバンド解散と共に
全てを消去した。









本当に・・・・本当にあの頃の俺なのか・・・?











俺はメッセージを送ってみることにした。












《メッセージを送る》のボタンをクリックすると
専用のブラウザが現れた。

しかし、何て言えばいいんだ?!







俺はしばらく何も打てずにいた。







今でも自分自身をバカだと思う事はあって
こんな俺が言うのもどうかと思うが
昔の俺は・・・・・・








もっとバカだった。








自分が一番正しくて
自分は他とは違っていて
自分中心に世界が廻っていると本気で思ってて
バンド活動の中で少ないファンからちやほやされ
勘違いを巻き起こしている最中だった。










俺って、そんなヤツだった。










もしもこれが本当の俺なら・・・・。
一体どうやって話かけるべきか・・・・。










確認しなきゃ・・・。










考えに考え抜いた結果
俺が送った内容は












************************
はじめまして。突然のメッセージすみません。
人違いでしたら申し訳ないのですが、
もしかしてバンド活動してますか?
************************









だ。









俺は深く深呼吸をして、
《送信》ボタンを押した。


『うわー!!!マジで送っちゃった!!!!!』







意を決したハズだが
若干後悔した。






















まさかな・・・・。







































時刻は真夜中の1時近く。
テーブルの上にはカンチュウハイの空き缶が2つ。








俺は気を紛らわすため
もう1本、冷蔵庫から取り出し
パソコンの前で半信半疑の状態で
カンチュウハイを飲みながら待っていた。