私は実家暮らし33歳
1年間アルバイトで務めていた場所で
9月から正社員となり
ゆっくりとでも着実に歩みを進めている女である
働くことの楽しさや
毎日のルーティンを見出してきて
はっぴーを感じながら毎日を
過ごしている。
そして、仕事に向かおうとすると
お父さんにお願いされた。
”りーかー。アプリから病院の予約とり方わからなくなっちゃった
教えてくれんね。”
私は、仕事に精を出してて
お父さんがうざったいのである。
私はお父さんに対して
無条件の愛じゃなかった
私はまだまだだなんだ
自分の愛が育っていく
これからが楽しみだな
って思う。
そして、お父さんが白内障の手術で1泊二日で入院した。
帰ってきたときに
目にオレンジ色のついたサングラスをしていた。
手術後はまぶしい光とかあんまよくないらしい。
そしてお父さんの元気な姿を見て
そのまままた自由奔放に
私は私の休日を謳歌すべく家を出た
夜になり帰ると
お父さんがソファーから
わざわざ起き上がって
サングラスを取って私を見る
そして、
”りーかーかわいいなあ”
ってつぶやいた
そして私は
お母さんと笑い合って
幸せだね
なんて話していた
私はお父さんに対して
条件付きの愛でここまで来たのに
お父さんは33歳になった
ただのTシャツにジーパンをはいた
化粧もしてない私を見ても
赤ちゃんを見るようなまなざしで
”かわいい”
って言ってくれる
もしかしたら
手術をして
"私の姿が見える"
そんな当たり前が
お父さんにとって当たり前じゃなくなったのかもしれないし
とにかく私はお父さんの愛を
沢山沢山感じる
お父さん、無条件に愛してくれて
本当に本当にありがとう
お父さんに対して無条件の愛を知らない私は
お父さんのいない世界なんて想像もつかない
きっと居なくなったら
寂しさで押しつぶされるだろうし
きっと沢山泣くんだろうなと思う。
でも今はまだ時間がたっぷりあるから
お父さんと会えなくなっても
ずっと愛で満たされるように
後悔しないように
向き合って毎日を過ごしたい
今までにないくらい
私の最高にかわいい姿
花嫁姿をお父さんにちゃんと見せたいって思う
お父さん、もう少しだけ待っててね😖🙏🏻