大宮ソニックシティーホールにて、ももクロジャパンツアー青春観てまいりました。
座席は2階6列目3番、いわゆる着席指定席というありがたい席でございました。二階の左側前にせり出していて、ステージまでは40m位だったでしょうかメンバーの表情がやっと分かるといった感じでした。でも十分に近い、そして前の人の頭が全く邪魔に成らずノーストレスでしたよ。背の低い女性にはお勧めです。でも実際にはスタンディングに耐えられないおじさん方が多かったですね。
ステージは真っ白な階段が四組組まれていて、これが後に良い演出に使われていました。その後ろの壁には白い断崖のような感じの壁があり、それらにプロジェクション マッピングを当てて「青春」のイメージを演出していくのでした。
会場に着いたのが開演10分前、着席して間もなく、新オーバーチュアー?が流れました。少なくとも私は初めて聴いたものです。でも皆さん何だかウリャオイ出来てるし、もしかしたら以前に使われた事があるのかもしれませんね。
そして一曲目は「いくぜ!怪盗少女」でした。
四人になってから初めて観る聴く「怪盗」はダンスもサビ以外はかなり変わりとても新鮮でしたね。何しろ歌いだしが、れにちゃん!
実は私は「怪盗」が嫌いだったんですよ。聴き過ぎ見過ぎたというのもありますが、れにちゃんのソロパートが極端に少なく「血眼」に血眼になって力を注ぎ、それでお終い、ああ、お終い、ケッ、あとは5で飛ぶだけよ。って感じなんですもん。れにちゃん好きにとっては辛い修行のような曲でした。それでそれが、ももクロの代表曲なものだからTVでは大抵この曲をやる。その度「ももクロの紫は歌えない使えない」と言うようなけしからんツイートが漂うこともしばしば、嫌いになっても致し方が無いことで御座ましょう。いやはや。
それが「まさかの大逆転」れにちゃんのソロパートが1929年世界大恐慌の時のインフレーションのごとくに増えたからたまらないって、何がと言うと嬉しくてたまらない。いやぁ「怪盗」良い曲じゃん、こんな愛のメッセージに溢れた曲だったのかとまるで目から鱗が落ちたような思いがしました。いやぁ、回るよ。れにちゃんは以前の「怪盗」のように回る、でもそれだけじゃない蹴りもやるんだ。それが新生ももクロの「行くぜ!怪盗少女」なのでございました!
えっ?ああーなんですか。他のメンバーの「怪盗」に関しては他の人に聞いてください。
そして二曲目は「猛烈宇宙交響曲・第七楽章「無限の愛」」
このあたりまで耳がPAの爆音に慣れていなかったのですが、ももクロちゃん達の歌唱はしっかりと歌詞が聞き取れる強い声で驚きました。有安さんが抜けた不安は杞憂であったのです。そしてその有安さんが歌っていた気張りパート「星の子供が君を守り続けるよ」もれにちゃんパートになっているじゃああああありませんか!そして、その何てまあ力強い事といったらっ!
やさしい綺麗な声、れにちゃんの声はそのように形容されますが、私はれにちゃんの強い声も大好きなのです。渾身の気張りで歌うれにちゃんに思わず涙が溢れてまいりました。いやあ、私は良い歳をした大人です。映画やドラマを見ていて泣くことなど滅多にない乾いた男です。でも泣けた。泣けた。こらえきれずに泣けたっけ。ふと見ると、斜め三列前ほどの前の紫を纏ったオヤジも肩を震わせている。ああ、然り。これは当然の事なんだ。恥ずかしくなんかない、俺はれにちゃんを見て泣くためにここに来たんだ。今日は自分に素直になろう。その為の着席指定じゃないか。ああ極まった。極まっちゃたー。
まだ二曲目なのに(笑)
以前この曲の間奏は一人のメンバーが指さした所に駆け寄り輪になって踊るのを繰り返していましたが、四人になってからは指差した人がソロダンスも輪の中で踊るというように変化していました。そんな変化も私は楽しめましたよ。ライク・ア・ローリングストーン、ももクロは転がり続け代わり続けるのでした。
三曲目「マホロバケーション」