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おじいちゃんが亡くなって
もう9年になる
おじいちゃん子で
本当に可愛がってもらった
病名が癌と知った時
絶望感で一杯だったが
絶対に治ると信じてた
6月ぐらいから
急に病気が進行し
状態が一気に悪化
このぐらいから
どんなに忙しくても
毎日見舞いに行った
ただ1ヶ月過ぎて
疲れが出だしたある日
「今日はお休みにしようかな」と思ったが
翌日はライブの打合せがあり
多分見舞うことが難しかったので
なんとか行くことにした
そして
いつもの様にみんなで談話
先日ｱﾒﾘｶに経ったH子とかと
おじいちゃんに
産まれて初めて
怒られた正月の時の
話をしてた時
おじいちゃんが笑った
最近
全く反応がなかった
おじいちゃんが笑った
「聞こえてんねなー、悪口言われへんなー」と
みんなで爆笑した
自分は回復してると思い
絶対に治ると確信して帰宅した
そして
翌日死去の連絡が入る
びっくりした
そして悲しかった
でもなんか
受け入れる事が出来た
それは昨日の
あの笑顔がお別れの合図だったかもしれない
自分もやるだけの事はやったし
悔いが残る事はなかった
いい思い出一杯のお別れだった
そして去年
待望の子供が産まれ
名前におじいちゃんの
一文字をもらった
月日が経つのは早いもんだ