「黄帝内経」の疾と病

2020年04月04日(土)11:48 AM

 

 「黄帝内経」に一番知られている言葉は「未病を治す」だと思います。では未病は何ですか?病気がないと解説したら何を治すの?明らかにこの解説は間違ってる。では、病気の病は何ですか?病の漢字は柄の漢字と共通の部分があります。中国語で、柄は「持つところ」と言う意味がある、深く解説したら、「確実な証拠」と言う意味です。ですので、身体に確実に悪い要素、邪気があって、邪気は既に身体に侵入し、在留してからの段階は病と言います。

 

 疾は「スピードが速い」と言う意味もあります。天候の変化に付いて行かなくて、急に体調不良になって、でもすぐ元気になり、邪気は体内に侵入してなくて、一時期な体調不良は疾と言います。

 

 ということで、未病を治すの意味は、身体内部環境の変化は天候の変化と一致にならず、悪い要素(邪気)は体内に侵入し在留する前に身体を治す事です。