「ほんとに飲まないの?
ものすごくおいしいわよ」
「すごく飲みたいけど運転しないといけないから、ボート」
「帰らないって言ったじゃない」
「何を喜んでるんですか?」
「おいしいですか?」
「ええ。すっごく飲みたいみたいね。
方法がなくはないでしょう?」
「知ってるさ」
「あの時私は心臓が飛び出るかと思ったわ」
「僕は今心臓が飛び出そうだよ。
海辺でお酒もあって、美人もいて、
あんなに星がいっぱいで」
「まあ、すごい!ウソみたい。
私、星が輝いているのを初めて見たわ。
星に何したの?世界中の星がここにあるみたい」
「願い事はしないの?」
「もうしたわ」
「君の口を塞いでくれって?」
「早く1つ取ってきて」
「もう取って来ただろ?
僕の横に座ってる」
「もっと言って」
「すごく輝いてます」
「もう一度言ってみて」
「僕の人生が突然輝きだしました」
この「突然」っていう単語が「별안간」という単語で、ちゃんと「星(별)」をかけてるんですよねぇ・・・
「何をおっしゃいますか」
こっちは「별 말씀을요」と言って、またちゃんと「星(별)」をかけてます。
で、「どうしてこんな女性が僕のところにやって来たんだろう?」
「前世で国を救ったんじゃない?
「現世ではもっと出世したね」
そういえば、今の世でも国を救ってるから」
「国でも救わないと会えないんだな、この女」
「誰が会うって?」
「来世では会わないつもり?」
「イヤだって言ったら来ないつもり?
必ずまた私に会いにきてね。来世でも」
「約束しましたからね」
「そうだ。何を願ったんですか?」
「うーん。驚くと思うけど」
「何なんですか?」
「この男がキスするようにしてください。
かなうかしら?」
「方法がない事はないな」
「愛してる」
「私もよ」
「質問だったんだけど」
「愛しているわ。答えです」
「僕も」