今年の桜二胡音楽会は、日中平和友好条約締結40周年、名古屋南京友好都市提携40周年を記念して、
中国からたくさんのゲスト奏者が来日し、素晴らしい演奏をしてくれました。
 
【南京芸術家代表団】
南京を代表する民族楽団から著名な演奏家の皆さんです。
日本でなかなか聴くことができない、民族楽器の奏者が桜二胡音楽会のために来日してくれました。
 
笙は、中国の伝統的な和音演奏が特徴で、音の調和の象徴といわれています。
日本の雅楽にもありますが、中国の笙は大きいです。
名曲「鴻雁」、大草原を渡り飛ぶたくさんの鴻の風景が目に浮かぶようなとても素敵な音色でした。
 

 

 

 

中阮は、マンドリンにも似ている楽器です。

新疆の民謡からうまれた、シルクロードのラクダの鈴という曲を独奏してくれました。

異国情緒たっぷりで、世界を感じる音楽でした。

 

 

 

 

古琴も中国民族楽器の代表です。

レッドクリフの映画でも演奏されていたと思います。

揺れ弾むような独特の音色で、知音の伝説から生まれた名曲「流水」を演奏してくれました。

水の動きがとても美しく表現されました。

 

 

 

 

【重慶小舞台赴日芸術交流団】

 

二胡界を代表する、国家一級奏者 蔣才如先生が名古屋で生演奏をしてくださったのは本当に光栄です。

74歳の蔣先生、年齢は信じられないくらいお若くて、情熱的なソロ演奏をしてくださいました。

 

 

 

 

 

重慶小舞台創設者の劉迎選先生は、珍しい雷琴を演奏してくださいました。

二胡よりずっと大きい雷琴。出だしの音で、お客様はみんなびっくりされていましたね。

この独特の音色は、ぜひ生演奏を聴いてほしいです。

 

 

 

 

重慶小舞台の皆さんの合奏で、蔣才如先生が作曲された二胡の名曲「北京有個金太陽」をとても賑やかに楽しく演奏されました。

日本の二胡愛好者の皆さんもこの曲を学んでいる人が多いと思います。

 

 

 

 

 

 

この日のために来日してくださったゲスト奏者の先生方、ありがとうございました。
お客様からの反響もとてもよく、豪華なステージになりました。