日中共同製作された陳凱歌(チェンカイコー)監督の新しい映画、《妖猫伝》日本題名《空海-KU-KAI- 美しき王妃の謎》は、日中平和友好条約40周年の今年、日本で上映されます。
去年夏に会った中国の映画関係者の友人のなかでも注目されていて、中国では去年末に上映されて若い人たちにとても人気と聞きました。
先日、試写会に招待いただきありがとうございます。
映画は現代の新しい映像やアニメのような独特の世界観で唐代の素晴らしい文化を表現し、とても興味深く、おもしろかったです!
湖北省の襄陽にある、東京ドーム8個のとても広い土地に、長安の街をそのまま作ってしまったというセットで、当時の人々の生き生きした表情や文化が見えます。感動します。
1200年前に空海は日本から船で中国へ行き、中日両国の間に美しい伝説を残しました。また、私は来日したばかりの頃、日本の方から楊貴妃の話をよく聞きました。阿倍仲麻呂は、南京の科挙博物館で紹介されていました。白楽天(白居易)、李白の詩は日本でも有名です。
日本と中国の長い長い文化交流の歴史が、新しい視点で現代に表現されて、とても素晴らしいと思いました。
中国で今大人気の黄軒さんが白楽天の役。フランスとのハーフの張榕容さんが楊貴妃の役などなど、中国の有名な人気の出演者ばかりです。あと、黒い猫も注目です!
この映画の宣伝を見て、原作の夢枕獏さんの小説「沙門空海唐の国にて鬼と宴す」を4冊買ったという二胡の生徒さんも居ました。注目の高い映画ですね!
ぜひ、映画館でご覧ください!
『空海-KU-KAI- 美しき王妃の謎』
2018年2月24日(土)全国東宝系にてロードショー
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