第10回チャン・ビン二胡スクール発表会を終えて。


毎年発表会では人気曲?というか、数人の生徒さんが同じ曲を発表することがあります。前の年は一人もひかなかったのに、今年は何人もいるということもあります。今年の一番多かった発表曲はこの曲でした。


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覚王山教室 中村むつみさん
発表曲「燭影紅揺」
 
通称「ろうそく」とも言われるこの曲。
先輩の演奏を聴いて、「すてきな曲」と思っていたけれど、聴くと弾くとでは大違いでした。
先生からは、「蝋燭の焔が風で揺らぐ様子」、「踊りの曲」「劉  天華  最後の曲」というような説明を頂きました。
今の電灯の明かりの生活では、なかなか想像出来ないシチュエーションに戸惑いました。蝋燭のほの暗い灯りで踊る情景とは、艶めかしく? 愛らしく? どんな情景なのでしょう。
あの「光明行」と同じ作曲家の作品ですが、印象は随分違います。
曲を理解するには、楽譜の行間にに込められた作曲家の思いを汲み取ろう。それには「弾きこむしかない」訳ですが、一応のフレージングができても、レッスンで指摘を受けるたび、弾けば弾くほど分からなくなり、でも、指と頭と心が忘れないよう弾くしかない。
日々是精進!
そのうちに、自然と暗譜できて、一体化できたのかもしれません。
はたして、二胡とワルツが踊れたでしょうか?



ピアノ伴奏  宮下はる美先生より

"ろうそく"は私も大好きな曲の一つです。ヨーロッパのワルツのように、いかにも楽しげな曲調とは違って、華やかな中にももの悲しげな影が見え隠れしていたり、また軽やかさの中にもメランコリックな部分があったりして、曲の奥深さを感じます。
中村さんは曲の持つ背景と悪戦苦闘しながら、発表会まで最大限の努力をなさったのですよね。
私は伴奏者として二回程レッスンに同席させて頂きましたが、中村さんが特に心を砕いた部分は冒頭のカデンツァではなかったでしょうか?
中村さんの発表会での冒頭部分の演奏は、人前で弾くことによって初めて出せたような強い思いがこもっていたような気がします。
これからはレッスンでも大曲ばかりになってきますね。
いろいろな方面からアプローチして、中村さんならではの曲作りを楽しんでくださいね。
楽しみにしています。


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第11回桜二胡音楽会2016

4月3日(日)14:30 雨天の場合10日(日)
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