「久しぶりに緊張しました」
半田教室 竹田 学さん
演奏曲 「テルーの唄」
演奏前は久しぶりの緊張で手に汗をかいてしまいました。昨年はグループでの発表でしたが、今回は一人。「楽しんで弾いてくださいね。」という先生の言葉を支えに、無事に( かどうかは分かりませんが )なんとか演奏を終えることができました。指導、伴奏をしてくださった岡田博子先生のおかげ以外のなにものでもありません。また、この場を与えてくださったチャン・ビン先生始め皆様に感謝を申し上げたいと思います。演奏の良し悪しは自分では全く分かりませんが、楽しく演奏させていただきました。
当日は、たくさんの方の演奏を聴かせていただく貴重な機会ともなりました。初心者の私が言うのもおこがましいのですが、皆さんの演奏をお聴きして、同じ楽器にも関わらず、また同様の曲でもお一人お一人の音色が違い、伝わる音楽が全く違うことを感じます。二胡という楽器の奥深さ、表現の豊かさをあらためて思います。また、演奏をされる方、演奏を聴かれる方、先生方も含めて、会場の内外がとても暖かい雰囲気に包まれていて、初めてお会いする方も、お仲間として、大げさに言えば家族のように親しく声をかけてくださいました。チャン・ビン先生のお人柄と音楽にかける情熱が、このチャン・ビンファミリーとも言える一体感を醸成しているのではないかと感じます。
私が二胡を習い始めたのは二年と少し前です。半田のマツイシ楽器の方から、二胡でもやってみないかというお誘いを受けて、とりあえず見学でもしてみるかと、岡田博子先生の指導される半田教室を訪れました。練習を見るだけのつもりが、練習中の部屋に入るとすぐに先生から二胡を手渡され、とりあえず二胡と弓の持ち方を教えてくださって、「まあ、皆さんの様子を見ながらとにかくやってみてください。」と練習を続けられました。この時、初めて二本の弦の間に弓毛が挟まっていることを知って愕然といたしました。「何、これ、どうするの。」文字通りゼロからのスタートです。さっそく、その日の帰りに教室の申し込みと二胡の注文をして帰りましたが、始めた一番の動機は、この不思議な構造の楽器をどうやって弾くのだろうという好奇心が一番大きかったのかもしれません。
二胡という楽器があることは以前から知ってはおりましたし、映画やテレビなどで耳にする二胡の音色に魅力を感じておりました。演奏に二胡が加わることで、俄然音楽に深みと広がりが感じられ、とりわけその哀愁と優しさは心に響くものがありました。ただ、自分が演奏するなどとはつい最近までは思いもしないことでした。いつも新しいことに挑戦するというタイプの人間ではありませんから、お誘いがあったこと、仕事も区切りがついて少し時間ができたこと、ふと、二胡も悪くないなと思ったこと。今思えば、何か不思議なご縁があったのかもしれません。
半田教室 岡田博子先生より
今回が発表会二度目の参加の竹田さん。ソロデビューです。レッスン時も当日も全く緊張していないようにお見受けしました。演奏曲はジブリの映画音楽「テル―の唄」。映画の内容や、歌詞の内容をしっかりと把握し演奏してくださいました。あまり感情が顕わにならない、もの悲しい曲ですが、しっかりと表現ができたと思います。
発表会での課題は、自分の演奏を舞台でしっかり演奏できるようにすることに加え、他の演奏者の演奏を聴いて感じてもらうことだと思います。竹田さんも書いているように、同じ演奏曲でも演奏者によって表現が違ったり、音色が違ったり個性があります。それを感じて、自分の演奏に生かしていくことで二胡に奥行きも出てくるのではないでしょうか。
さあ、来年の発表会に向け様々な課題に取り組みながら、また頑張っていきましょう。お疲れ様でした。
チャン・ビン二胡スクール ←クリック
見学・体験 入会募集中

愛知県:覚王山、豊田、岡崎、瀬戸、蒲郡、西春、半田、栄、名駅前、熱田、上小田井、八事、名東
三重県:四日市、鈴鹿、久居、松阪、桑名、桑名新西方
岐阜県:各務原(鵜沼・かとれあ)、大垣、飛騨高山、新岐阜、柳津、長良
静岡県:浜松