スペイサイド、フォレス地区にあるダラスデュー蒸溜所。

ウイスキー不況の暗黒の1983年に閉鎖されています。
現在は博物館のように展示されているようですが、蒸溜所を再開するという話が持ち上がっています。

スペイサイド地区ですが、ワクシーな樹液感やトロみがある蒸溜所で、好みの味なので再開してくれる事を願っています。

このボトルは1975ヴィンテージのダラスデュー。

蒸溜は41年前の今日、終戦の日である8月15日。
ボトリングは2008年4月16日、カスクナンバー1494番のバーボンバレルから49.5%でボトリングされたもの。

スペイサイドとハイランドの中間のような味で、バレルが強くなくフルーティーさがきれいに出ています。

蜂蜜を入れた紅茶のようなコクのある味わいで、ワックスと麦、余韻には少しエステリーなフルーティーさ。

ダラスデューは地味ですが、1975ヴィンテージはこういう味わいのボトルが多い気がします。

最近では90年代蒸溜のクレイゲラキも、スペイサイドで少しワクシーになっているので、ない味わいではないですが、閉鎖されたのが惜しまれます。

新しく蒸溜所を建てるよりコストもかからなそうだし、稼働している方がビジターも増えそうなので、復活は遠くないと信じたいです。


【Good/Verygood!】