“長老は自分の子供を開拓者や奉仕の僕、長老に推薦してはならない”

組織の成長のためにこれを規約化してはどうだろうか。

「権力は腐敗する」とは真理である。人は皆弱い。権力を長く持つと高慢になり組織を私物化したりするのは人類史をみれば明らかである。

特に親は我が子に甘いものだ。私も親だからわかる。自らを律しているつもりでも身内びいきしてしまうものだ。

だから強制的なルールが必要である。かの民主党でさえ子が親の地盤を継いで立候補できないルールがあるくらいだ。HONDAの創業者本田宗一郎も決して子息を社に入れなかったと聞く。見習いたい立派な人間だ。


さて、私の案が採用されると次のような効果が生じる。

まず、特権が欲しいチョームスたちはそれを手にするためには親元の会衆を出なければならなくなる。

すなわち実家を出て暮らさなければならない。日本の長老たちの多くはちゃんと働かず貧乏なので、家を出た子供にスネをかじらせる程余裕はない。

すなわちチョームスはしっかり働き自立しながら霊的にもアピールしていく必要が生じるのだ。

そしてその親である長老にはどんな心理的効果が生まれるだろうか。

自分の息子娘が家を出てなんとか頑張って生活している中で、会衆内のチョームスでない若者は実家でスネをかじっている。こんな若者を奉仕の僕や開拓者に推薦したくなるだろうか。


すると徐々にいくつになっても親に甘えている二世が減っていく。そんなチャラ男が特権を得ることもだ。また、今のさばっている親におんぶに抱っこな長老たちは自らを恥ずかしく思うようになり真面目に生活しだすケースも増えよう。

それに加え組織に入る寄付額も増えるのではなかろうか。

もしこれを見ているお偉いさんがいるなら真面目に考えていただけないだろうか。とても良い提案だと思うのだが。

民主党でさえできるのだから、真の宗教にできない訳がない。