今大会でリリースされたDVDを観て得た感想を述べたい。

前作に続きJW組織がいかに進展していったか、その歴史を扱っている内容であるが、一つ評価したいのは登場する統治体メンバーが口々に「これらは人間の力では到底成し遂げられず、全て神の祝福による」と神に栄光を帰せていた点だ。神に用いられている我々の功績だと言うような自己を高める印象は受けなかった。

そして、王国の業が拡大・進展してきたことこそが神の祝福や是認を受けている証拠だと訴えているように見えた。

これも、そうだと思う。

確かにラザフォードからノアにバトンタッチした辺りから、JW組織は世界中で勢いよく順調に増加していったのは事実であろう。

私も、確かにこの時代のJWは純真に信仰によって歩み、困難に立ち向かい、命をかけて信念を守り通したのだと感動さえ覚えた。

だからこそ、これだけの拡大や進展があったのだろう。


さて、現代はかつての拡大や増加はない。横ばい状態が続いて久しい。後進国で急拡大しているが、先進国がその貯金を食っている状況でもある。

なぜか。

答えは彼らが言っているとおりである。神の祝福が減っているのだ。

なぜか。

それは、JW組織がかつてのように神慮に沿った行動が取れていないからであろう。

重大な罪を隠す長老がいる。つまり一部ではあるが腐敗が入り込んでる。特権の有る無しで偏見が生じている。つまり神のみ前では平等なのに組織内で不平等になっている。

今この組織で偉くなっている役員たち、この評価できるDVDを自らよく見直して、あの時代のような純粋で私心のない組織に戻そうではないか。

エホバはよく見ておられる。だからこそ近年増加は止まっているのである。