昔々。


高位の天使であったサタンは、神と共に天に住み、神と共に働いてきたにもかかわらず、神に反逆しその報いを得た。


最初の人間夫婦は、楽園で完全な命を付与され、神と直接会話し、あらゆる良い物を得ていたにもかかわらず、神に逆らいその報いを得た。


賢王ソロモンは、神から知恵を賜り、莫大な富と名声を得、至上ともいえる生活を送ってきたにもかかわらず、神に背を向け、他の神々に仕えるようになりその報いを得た。


生来のイスラエル国民は、神に選ばれ、数多くの奇跡を目の当たりにし、幾度となく許され、また救われてきたにもかかわらず、神に逆らいその報いを得た。


そして近い将来、霊的イスラエルといわれる統治体も、聖霊で任命され、み言葉を理解を授けられ、神に用いられてきたにもかかわらず、神の羊たちを不公正に扱い、また誤導してきた為、その報いとして彼らは廃され別の形態ととってかわるのかも知れない。



エホバは必ず目的を果たされるが、時に応じ、その手段を柔軟に変更される。

私たち個人は廃されていくものと共に滅ぼされて良いだろうか。

統治体が統治する現在の組織形態が、エホバの言われる「最後の日」まで現行のままであるという保証はどこにもないのである。