こんにちわ。ぜうすです。
一年で100本くらい映画DVDを見る、DVD狂なのですが、
お財布が年中真冬のため、あまり映画館へ行く事はありません。
見たい映画でも、基本的にレンタル落ちを待ちます。
映画ファンの片隅にも置けないゴミ虫です。
レンタルされるまでの期間は、それはそれは苦しい時間です。
しかし、その長い期間のモチベーションを支え続けてくれるものがあります。映画予告編です。
今日は最近見た「グッ」ときた予告編をご紹介します。
■ヒミズ
両親に見放された少年が、「悪い奴」を殺すために街を徘徊するというストーリー。
古谷実さん原作の漫画を読まれた方は、ストーリーを知っているかもしれませんが、
映画版は、漫画とは物語が後半大きく変わってくるようです。
なんでも、東日本大震災の後、台本を大幅に修正して、被災地で撮り直したそうです。
なんでも、「ありそうもないこと」を表現してきた映画を、
「ありそうもないこと」が実際起こってしまった「現実」が超えてしまったからだとか。
本年の震災(原発事故を含め)は、映画表現にとっても大きなターニングポイントなのかもしれません。
この映画の監督、園子温は、日本より世界で注目を集めている監督です。
この監督の撮る映画には、必ずと言っていいほどキリスト教的なモチーフが出てきます。
恋愛を主題にしたものは特にわかりやすく、ヒロインは必ず聖母マリアのイメージと重ねて表現されています。
そういう意味で、ヨーロッパ圏での評価を受けやすいのかもしれませんね。
「愛のむきだし」で、聖書の一説を絶叫で暗唱するヒロインは衝撃的でした。。
とにかく、園子温監督は、今日本で激熱な映画監督に、間違いないと思います。
どんな業種であれ、表現を生業にしている方、必見です。
ただし、どの作品もエログロ表現が凄まじいので、、
そういうのがダメな方にはおすすめできません。。
エログロとブラックなジョークがお好きな方は、ぜひ。
■ウインターズ・ボーン
病気の母と幼い弟妹を抱えて暮らす少女リー。
覚醒剤密造の罪で捕まっていた父が、保釈中に行方不明になってしまう。
父が出頭しないと、保釈金の担保になっている家が差し押さえられる事に。
リーは、父を見つけるため、覚醒剤の闇社会へと踏み込んでいく。
リーは、ヒルビリーという民族です。
ヒルビリーとは、ヒル(丘で暮らす)ビリー(スコットランド人)という意味らしいです。
19世紀イギリスでおこったじゃがいも飢饉のため、アメリカに移民してきた人々の子孫です。
彼らは支配される事を嫌がり、誰の土地でもない山岳地帯に住み着きました。
農業にも牧畜にも適さない貧しい土地で、彼らは酒の密造で生計を立てるようになります。
そして現在では、風邪薬から覚醒剤を生成する事を生業としてます。
リー達が大学に行くには、兵士になり、戦争に行って奨学金をもらうしかありません。
21世紀になったアメリカにも、まだこのような土地がたくさんあります。
リーは、家族を救うために、文字通り命をかけます。
17歳でこんなにもしっかりしているなんて・・
私の17の頃の主な活動は、漫画を読んでドリームキャストをやることでした。
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どちらの予告編も、大きな構造は同じですね。
①静かに始まる
②場面が転調。緊張感のある音楽とともに、サスペンス的な展開を語る。
③さらに場面が転調。のびやかな音楽とともに、物語のテーマにふれる。
その他色々と予告編を見てみましたが、
感動傑作系の予告編はだいたいこの3つからなっているぽいです。
短い時間で飽きさせずに物語を語るには、最適な形なのかも知れません。
む、これ、おもしろいかも。
次予告編を紹介するときは、具体的な映像処理や音楽の使い方にも触れられたらと思います。