ひむりんのホラー小説館

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「女が服を身に着けるのは………それは脱ぐためである」byモーア


今回はこれ、そう言えば初ラノベ感想だな俺!!

下ネタという概念が存在しない退屈な世界 (ガガガ文庫)

全11巻です。

あらすじ

「公序良俗健全育成法」が成立した国、日本。

日本からは下ネタが喪われた。卑猥な言葉を発した時点で逮捕される。Hな本、DVDは処分され、今を生きる少年、少女は子供は「結婚したら勝手に生まれる」と思っている。

そんな日本を良くないと思う下ネタテロ組織「SOX」に強制的に所属させられた、主人公「奥間狸吉」は「下ネタという概念が存在しない退屈な世界」に戦いを挑むようになる。

あらすじ終了

前回の書評が「生きものたちの秘められた性生活」だったわけで、

今回もまたそっち関係です。どうした俺!!

これはとても下品な本です。下ネタしか無いんじゃないかと言うくらい、下ネタのオンパレード

実際のネタの一例とか書くと、あれなんで書きませんが、

「下ネタを知る高校生」と、「下ネタを排除しようとする大人達」、

そして「下ネタを知らなかったが、何か実は隠された物があるぞと興味を抱き始めた高校生達」

のこの三つ巴の展開は面白い。

読んでて、下ネタ知らんとこうなるのかー、こうなんのかなー?と思う所多々あり

下ネタ好きは手を出してみよう


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「人間は誰もが考えている。インテリだけが、それを自慢しているのだ」

byボーヴォワール「キャビアの中のワニより」

生きものたちの秘められた性生活 (角川学芸出版単行本)

さて、何だこの本は!?とお思いの方もいらっしゃるでしょう。

はいその通り何だこの本は!!です

小説では無く、教養?雑学書かな?

で内容は、「名は体を表す」を地で行く本です。つまりタイトル通りの内容です。


が、しかし、ですよ、しかし!!

この本無駄な部分がめちゃくちゃ多い

作者の対して面白くもない閑話休題ネタがこれでもかとぶちこまれ

話の本題は、ウイキペディアで調べれば分かるレベルで、

分からん物は、分からないで投げっぱなしなのです。

読む価値は感じなかった

内容はタイトル通りと書きましたが、タイトルも危しい。原題のタイトルは違うんじゃないかな?日本流にアレンジした気がします。

読み終わって、誰かに話したくなるようなネタも特になかったな

タイトルにつられて買ったのに!!何だこれ!!


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「女ごころは、どんなに悲しみで一杯になっていても、

  お世辞や恋を受け入れる片隅が、どこかには残っているものだ。」

byマリヴォー

さて50回目です。

今回は昨年から、今年の本屋大賞(4/12発表)まで、割と話題に挙がる事の多かった

君の膵臓をたべたい by住野よる★★★★☆

惜しくも、2016年本屋大賞の受賞作は

『羊と鋼の森』by宮下奈都

でしたが、それでも『君の膵臓を食べたい』は2位です。中々の評価!!


あらすじ

膵臓に病を持ち、余命一年の少女。ある時、少女は病院でクラスメイトの主人公と出会う。

今まで病気を隠していた少女が初めて、病気を打ち明けたーいや知られてしまったー少年との、二人だけの秘密。

二人だけの秘密を共有した関係が彼女の余命幾許の人生を彩る。そして、その彼女の行動力が、孤独主義の主人公の人生に変化を与える。

あらすじ終了


ここから、やや否定的な文章が多いですが、作品評価は個人的に低くないです!!

むしろ、この感想を最後まで読んで

この作品の謳い文句と言えば、「泣ける、泣ける、泣ける」の一点張りってのが多いです。僕は正直ウルっとは来ましたが、泣いた、号泣とまでは言えませんでした。

このタイトルの意味にも「なるほど!!」とか、「意味が分かると泣ける」とか良く言われますが、タイトルに関しても個人的には「ふーん」って感じです。

文章も正直、お世辞にも高いとは言えず、ラノベよりで、サラサラ読める


が、この作品を読んで感じるのは、

人が人との関係を大切にする事や、人が一歩前に進む事の大切さってのを教えて貰える事では無いかと思う。

読み終わった時、何か行動を起こしたくなるそんな力をこの作品は持っています。

長らく連絡を取っていない友人、親、誰かに連絡が取りたくなるのでは無いだろうか。

「人が死んで悲しい」それだけでは終わらせない力をこの作品は持っています。

それは、この作品に出て来る、少女と主人公の少年が僕達読者にくれる物だと思います。

そんな時は、このタイトルを僕達も口に出せるはずです、「君の膵臓を食べたい」と。

そう考えると、前言撤回でこの作品のタイトルの上手さを感じてしまいます。


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 今日の感想は、

 岩井志麻子先生の


ぼっけえ、きょうてえ (角川ホラー文庫)


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 第6回日本ホラー小説大賞受賞作です

 ちなみに、短編なので、表題の「ぼっけえ、きょうてい」以外にも、

 「密告函」、「あまぞわい」、「依って件の如し」の三編も収録されております

 

 では、あらすじと感想をば

 「ぼっけえ、きょうてえ」

 岡山の遊郭で女郎が寝つかれぬ客に語り始めた身の上話。その話とは……

 があらすじです、他書くとネタバレに近いんで

 この作品の怖さは、怖いより全編を通して感じる不気味さにあると思います

 全編を通して文章が、女郎の会話のみ故の不気味さ

 女郎の会話のみの為、

 読者はどんな部屋で会話がなされているか

 どのように向き合って会話しているか

 イントネーションはどうなのか?

 その時の女郎の、あるいは客の感情は?

 その全てが読者に委ねられます

 

 その為、想像しか出来ない怖さが読者に付きまといます

 読者が怖い方怖い方へと想像したが最後

 その想像がより怖い方へと誘われるでしょう

 ちなみに、「ぼっけえ、きょうてい」とは

 岡山弁で「すごい、怖い」って意味です

 ホラー小説に「すごい、怖い」って、

 推理小説に「事件、起きる」ってタイトル付けるようなもんですが、

 方言ならではの怖さが、

 「きょうてえ」って言葉から更に「きょうてえ」を引き出している気がするのは、

 気のせいでは無いはず

 「密告函」

 リアルな人間の怖さが描かれた作品

 あんな人が裏では……

 

 「あまぞわい」

 あまぞわいとは「海女」なのか「尼」なのか……

 個人的に他の作品が面白かっただけに、一段面白さが下がる作品に感じました

 

 「依って件の如し」

閉鎖された村特有の不気味さ、人間の怖さを感じる作品

 犯人は読んでれば想像付くが、

 あのオチは想像付かないのでは無いか

 星5中、★★★☆☆(星4よりの3)



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今日の感想は、

島田荘司先生の


「アルカトラズ幻想」


何というか、良い意味でいつも通り!!

 時は1939年のワシントンDC

 その森で、女性を被害者とする猟奇殺人が置きる

 さて、犯人は誰だろうと読み進めて来た所で!!

 いつもの、「えっ!?これ関係あるの?」

 という、恐竜や宇宙に関する論文が登場!!

 しか~し!!

 この論文が面白い

 私達がもつ常識とは異なる恐竜の生態系に関する論文となっており、

 正直、本編より「この論文が面白い!!」と言う人がいても

 おかしくはないレベルの興味深い論文となっております!!

 その後、まぁ帯にも書いてあるので書きますが、

 アルカトラズ刑務所が登場

 そして、そのアルカトラズ刑務所には地下世界が広がっていた!!

 という話になります

 この話は叙述トリックが使われております。

 いわゆる、小説ならではのトリック

 う~む、映像化は出来ないだろうな

 

 論文だけ読む為に買っても良いレベル!!

 ただし、地下世界を絡めた結末も注目出来ます

 「なるほど」となるまとめ方

 「最後まで」、というより、

 「これどう終わらせるの?」

 と感じるストーリー

 お勧めです

 星5中★★★★☆(星4)