みなさんこんにちは。

私のことをざっくり紹介すると、もうすぐアラサー(30さい)になる
ごくごくふつうの、会社勤めをしているOLです。

ぜんそくの発作やぜんそくの症状には中学2年生の入院を最後に
一度もなっていません。

が、その苦しみや辛さは今でも鮮明に覚えており、
私の記憶している幼稚園の年少さん(4さい)~中学2年生(14さい)の10年間は
ぜんそくと切っても切れない思い出ばかりなのです。

そしてなぜか、30さいを前にふと、思ったのです。
今まさに小児ぜんそくとたたかっている子たちに
少しでもなにかできないだろうか??と。

インターネットを駆使して小児ぜんそくについて検索。
出てくるものは小児ぜんそくのこどもを持った大人たち向けの難しいものばかり。
治療法だとか、親のやるべきことだとか、病気のむずかしいかいせつばかり。

病気の治療とかむずかしいやつははお医者さんやご両親、おとなたちに任せましょう。
私は本人がいかにしてぜんそくと向き合ったら良いのか、
この先付き合っていったらいいのか、
私の経験が少しでもみんなの生きるヒントになったらと思いブログを書くことにしました。


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私が小学3年生の頃のはなしです。

当時の私は入院しては退院をくりかえしていたのですが、
深夜の発作で緊急入院した病院の婦長さんに
「ゆっくり息をしなさい!」!と何度も怒鳴られ、私は発作で息をすることさえしんどいのに、
「それが、、、できたら、、、病院には、、、こない!!」と息も絶え絶えに言い返していました。
が、本当に息も絶え絶えなのでなかなか伝わりません。

婦長さんはそんな私をみて、ゆっくり深呼吸をするお手本を私に見せます。
私も諦めてゆっくり深呼吸をするふりをします。発作でしにそうなのに、、、
もう大丈夫、落ち着いてきたからと、もうほっといてくれと、、、

そこで小学3年生の私が何を学んだかというと、
看護婦さんであってもこの苦しみやつらさはぜんそくを持っている私にしか
わからないのだということです。

看護婦さんはもちろん、多くの経験や知識、技術や能力を備え持っています。
しかしながら、わたしがぜんそく以外の病気のつらさやくるしさがわからないように、
このくるしみがどれほどのものかは、例えぜんそくを持っている人同士でさえ
今どのくらいのくるしい、つらいレベルなのかはわからないでしょう。

そう、結論からすると100%は誰にもわからないのです。
本人にしかわからないのです。

つまり、本人がぜんそくとたたかおうと、さよならしようと思わない限り、
ぜんそくはなかなか、すぐにはなおらないのです。

でもそれは逆にいうと、なおそうと本人が思えば、かならずなおる病気なのです。

すこし遠回りをしたっていい。
すこしあまえてみたっていい。
すこしきゅうけいしたっていいじゃない。

いつか、かならず、なおそう、ぜったいなおる、だいじょうぶだから。