9/8、赤ちゃんを生むことになりましたが、
結局この日は十分な陣痛がつきませんでした。


破水もしてて、子宮口は5センチまで開いてましたが、お腹のポンちゃんはのんびりしているようです。


私は、張り止めの点滴をバンバン入れていた時のほうがお腹の張りが強く、
点滴を止めたらすぐにでも強い陣痛が来るものだと思っていたので、
なかなか赤ちゃん生まれてこないことにビックリでしたハッ



この日は、なんとこのまま寝ることになりました・・・!びっくり




食事は朝ごはんを食べ損ねたので、前の日の夕食以来摂ってなくて、帝王切開の可能性があるので、水すら飲めてませんアセアセ(この状況でお腹なんて空きませんが)


かろうじてうがいをさせてもらい、
口に少し残った水分を少ーしだけ飲み、
お腹に赤ちゃんの心拍を見るモニターを付けたまま、お休みですzzz



まさか破水して、陣痛も来ていたのに、助産師さんと先生とおやすみなさい~星と言って笑顔で寝ることになるとは!



想像外の出来事ばかりで、
人生って何でもありなんだなって思いました。




何でもありで、

何を選んでも間違ってなくて、

何が正解だったかなんて、誰にも分からなくて。

きっと正解なんてなくて。




私が切迫早産になったのも、

実際に32週で出産しないといけないことになったのも、

帝王切開になろうとしていることも、


どれも全然思い通りの出来事じゃないけど、




それでも私は生きてて、



赤ちゃんも無事で、



家族もそばにいてくれてる。




不安だけど、笑ってる。




うまく回っていないようで、すべてがうまく回っている。





不思議です。




朝になったら、どんな風になってるかな。



私としては少しでも長く赤ちゃんをお腹にいさせてあげたいと思っていたから、
一晩でも長く過ごせるなんて、夢みたいです。



肺の成熟を促すステロイドを入れたので、この間にそれがしっかり赤ちゃんに届いてくれれば嬉しい。



できれば33週を越えたいけど、きっとそれは無理だし、
ここまで来たら、お腹にいても外にいても週数は関係ないのかなと思いました。




NICUのスタッフがもう準備万端で赤ちゃん出てくるの待ってくれてますからねおねがい



あとは無事に生むだけ。







そんないろんなことを漠然と考えながら、この日は眠りにつきました。






寝ている間は、時折強い痛みがあったような気がするけど、
これまでに感じてた強い張りはやっぱり来なくて、
朝まで結構眠れました。




ほんとにすごいです。



破水してて、子宮口も開いてるのに、普通に寝れるなんて…

しつこいけど、何度でも書いちゃいますアセアセ




朝は助産師さんに診察してもらって、

子宮口7センチくらい。


入り口はだいぶ柔く、しっかりした陣痛さえ来れば、
赤ちゃんも小さいことだし、二人目だし、このまま経膣分娩で行けるでしょう、

ということで、再び分娩台へ。



昨日からずっとこの分娩台ですアセアセ


妊婦さん憧れの待機室には入れてもらえませんハートブレイク(夜はここのベッドで寝ましたがアセアセ


前の病院でもらったバースプランなんて夢のまた夢ですね。


あんなリラックスした雰囲気で、
好きなCDかけたりとか、お香炊いたりとか、ヨガとか、

今回の妊娠に至っては本当に無縁でした。


もともとあまり興味もないけど、
雑誌に書いてあるような夢のようなマタニティーライフとは、最後の最後まで縁がないようです。







分娩台に戻り、


まぁ結局は自然と陣痛が付くのを待つわけですが、




うーん、




一時間経っても二時間経っても、




本陣痛と思われるような本格的な陣痛が来ないんですよねぇショボーン





私はこのまま今日もご飯も食べず、水も飲めず、一日過ごすのか!?




過ごしていいのか!?




34週を迎えるまで、もしかしてこのままいけるんじゃ!?


なんて思っちゃいますけど、

破水からの感染症のこともあるから無理だよな…



トイレや診察に立つ度、羊水が出ている感覚もあるので、赤ちゃんの限界もあるよね…



幸い、こんな状況でも赤ちゃん元気なんですが。




赤ちゃん元気でいてくれてるから、
こんなに悠長なことしていられるわけでアセアセ



赤ちゃんもまだお腹にいたいんでしょうか?





でもね、




段々、




お腹に張りが来ると、




赤ちゃんの心拍が100を切るようになり、




張りが収まるとすぐに心拍は普通に戻るんだけど(140台)、





この弱い張りでも心拍が弱まることが心配になってきました。





もしこのまま、強い張りが来たら、赤ちゃんを危険な目に遭わせてしまうかもしれない。





帝王切開がまた頭によぎります。







でも、




まだまだ心拍の回復が早いから、



陣痛促進剤を使ってみることもできると先生が言ってくれました。







私ができれば経膣分娩がいいと知っているから。







今なら余力があるということで、



促進剤投与しましたよ!







下から生めるかな。





できれば下から生みたいな。






赤ちゃんここで生みたい!




お腹の痛みは、腰やお尻のほうに来てましたが、





30分経っても、




量を増やしても、





やっぱり微弱陣痛なのには変わりありませんでしたショボーン







体質ですかねぇハートブレイク





一人目の時も、





陣痛が来てから丸一日経っても、いい陣痛が来ず、



日付が変わる最後の最後に促進剤入れて、なんとか生みました。





微弱陣痛体質でしょうか・・・






このままでは赤ちゃんの負担が増すだけなので、



緊急帝王切開に変更になりました。





先生が、


『いいよね?』と聞いてくれ、




私は小さく頭をコクりと下げ、帝王切開が決まりました。





涙が出ました。





怖い気持ちと、やっぱり駄目だったかぁという気持ちと、いろいろです。





思い通りにいかないことばかりです。



でも赤ちゃんの命が大事。


自分のことは後回し。






先生が私の思いに配慮して、


促進剤をチャレンジさせてくれて嬉しかったです。それで本当十分でした。





多分促進剤使わなかったら、わだかまりが残ったと思います。



その点ではやり尽くした、やれることはやったと思います。





先生と助産師さんに感謝です。








緊急帝王切開が決まるとなると、一気に準備が進み、


30分以内には手術室へ向かっていました。




促進剤を抜くと、陣痛は穏やかになり、


赤ちゃんも静かにしているようでした。





もうすぐ会えるんだと思うと、嬉しいような。


でももうちょっと一緒に過ごしたかった。




一緒に、気持ちいい秋風のなか、散歩がしたかったです。




青空を眺めて、

もうすぐ会えるねー

なんて話しかけたかったです。




やりたかったけど、やれなかったことがいっぱい。



でも、これからやれることがいっぱいありますよね。




せめて、



青空の下を歩くことができなかったので、


手術室に向かう途中、窓からの青空を見ました。



とてもきれいな青空で、天気のよい日でした。




私はきっとこの時見た景色を忘れないと思います。




お腹に赤ちゃんがいて、最後に過ごした一緒の時。




もう生まれてきてしまうけど、


これから新しい未来が始まるね。







9/9


緊急帝王切開で無事赤ちゃんを生みました。




2160gの、小さいけれど、少し大きめの女の子です。




ちゃんと産声をあげてくれて、


助産師さんが、きれいにしてくれた赤ちゃんを連れてきてくれて、


顔を見せてくれ、



赤ちゃんの唇を私の唇に当ててキスさせてくれました。




温かく、柔らかかったです。




繋いだお手てが小さかったけれど、とても柔らかかった。

この子がお腹にいて、このお手てでさわさわしてたんだなぁ。




生まれる直前、

手術のスタッフが


『生まれるよ』と声をかけてくれました。



この瞬間も私は忘れないと思います。




一人目の時もそうだったけど、

子供を産む瞬間ってきっと忘れないですよね。




この瞬間を与えてくれたことに感謝します。




本当にありがとうございます。