スーパーの試飲コーナーでウィスキーを勧められ、妊婦だから飲めないと伝えようとして、以前聞いた友だちのエピソードをふと思い出しました。彼女はホテルのレストランで働いているとき、ある夫婦客にアルコールメニューを見せた際、「要らないです。妊娠してるんで!」と言われて、大変むかついたと。
どうやら後半のひと言が余計だったようです。客からしたら、単純に飲まない理由を言いたかっただけなのかもしれないけど、独身や不妊治療中の人にとっては、些細なことでも傷付いてしまうきっかけになるわけで。他人に不用意な言葉は発しないように気を付けようと思いました。
そう言えば、第一子を産んだ天下の大学病院では、産科の奥に不妊治療外来があって、妊産婦の中を通って行かないと不妊治療できない仕組みになっていました。私が通っていたのは産婦人科ですが、これは幾ら何でも配慮が足りないと感じたものです。
私も今でこそ出産や育児の辛さを噛み締めていますが、結婚前の若い頃は、マタニティマークを見て「自慢かよ」と毒付いていた時期があったし……。今週はついに、会社に妊娠報告をしなくてはなりません。子どものいない同僚もいるので、いかに波風立たせず収めるかが考えもの(汗)。
話は変わりますが、トランプに引き続き、なんとパワハラ知事まで再選してしまいました。あんなにニュースで亡くなった方も複数いると報道されていたのに! 最近は、なぜ大多数がこの人間に投票するのだろうと驚かされることが多いです。きっと、Xやインスタ、TikTokで拡散された真偽のわからない情報がきらきらしていて、落ち度よりも魅力に見えてしまうものだったのでしょう。
SNSは諸刃の剣。便利かつ楽珍な存在ですが、その反面表面的で、自分の気に入った投稿しか目に入ってきません。マジョリティの意見に惑わされず、物事の善悪を見極められる審美眼を身に付けたいです