関西設計・メディカルソリュージョン
インテックス大阪で開催された
『関西設計・メディカルソリュージョン』に行ってきました。
今年も物づくり日本を支える製造業の展示会はもの凄い
盛況ぶり。700社の色んな機械に関心をよせました。
今回、内閣官房医療イノベーション推進室企画官 八山浩司氏
による ｢ 医療イノベーションの取組み ｣ という講演も聴いてまいり
ました。どうやら日本の２０１０年策定の新成長戦略において
目標として２０２０年度までに名目GDＰ６５０兆円・GDP成長率２％
失業率３％台を目指すというのがあるみたい・・・。
数字はさておき、日本の高齢化を新たなサービス・ものづくり産業
を育てるチャンスにするべきだと考えているようで、
医療・介護・健康関連産業を日本の成長索引産業として位置づけ
民間事業者の新たな参入を促進し、多様なサービスが提供できる
体制を構築していく。という趣旨のお話でした。そういう話もあって
か、繊維業者による大動脈瘤手術用ステントや造船業者のCAD
システムからの人工関節などの製品も気になりました。
そして、今回の僕の目玉は３Ｄプリンター。
一般に使われている紙の２次元で出力されるプリンターの進化版
とでも言いましょうか３ＤＣＡＤで設計されたデータを３次元的に
立体物として作りだしてしまうプリンターです。
こちらは出力中。
一層一層薄い層を積み重ねながら立体物を造りあげていく所。
材料は石膏。必要な所だけ水で固める技法。色も自由自在
そして驚いたことに、こういった可動物も３Ｄプリンターで一回で
組み立て要らずで作れるという・・・。
バックラッシュは少しあまい気がしたけど石膏だから削れるか・・。
歯科でも使えるだろうなぁと思っていたらもう出来てた。
光硬化樹脂を材料とする３Ｄプリンターで制作された
入れ歯と下顎模型。まだすぐに実用とはいかないと思うけど
こういったものが何個も数時間で出来るシステムは活用されるべ
きであると思う。
食の祭典!?
インテックス大阪で開催された 『ネキスポ関西』 へ行って
きました。省エネやリサイクルといった環境産業を取り扱った
展覧会なのですが今年はあまり興味のそそられるブースに
出逢わなかったのでそそくさと出てきてしまった。
その後、併催されていた 『外食産業フェア』 へ
テーマは 「おいしさは進化し続ける祭典」 で
食品産業関係者、食品製造関係者、流通関係者
飲食従事者が集まって情報提供、交換していこうという催しで
簡単にいうと一見大試食会のような展示会でした。
もちろん無料。
個人的にはデパ地下とかの試食コーナーとかは苦手な方で
最初は戸惑いましたが、なんせ各ブースの方々の売り込み
が多いので？和・洋・中・サラダにデザート・ドリンクまで
結果一通りいただくことに・・・。
特にドレッシングやドリンクのブレンドは参考になる。
業務用の食材を各業者の説明を聞きながら試食できるので
個人的にも料理の幅が広がりそう。
なによりこういった催しができる企業の姿勢がうらやましい・・・
よっ!!さすが大企業!!! 憧れます。
いろんな意味でお腹いっぱい。
つつかれますから・・・。
後章１
治療開始１年経過です。
写真では解りにくいでしょうが、顎の位置の修正も兼ねて
奥歯の排列は、、ほぼこの辺りで完了。
これから、最終の前歯の整列に取り掛かります。
では、前歯の整列に対して前歯の役割について
考えてみたいと思います。
前歯には
・歯並びなどの見た目
・食事の際、食物を咬みちぎる動作
・声の発音
などが一般的に知られていられると思いますが,
アンテリアディスクリュージョンという自身の奥歯を守る役割も
あります。奥歯で硬い食べ物を噛みつぶす為には強い力が必要
で主に咬筋や内側翼突筋が担いますが、その筋肉は上下の
奥歯が接触状態（食べ物介在）の時、威力を発揮します。
ヒトの下顎は前後左右上下に自由に動くので、都合の悪い位置
例えば歯ギシリ等で強い力が歯及び歯周組織へ経年的に
かかれば自らの奥歯を破壊しかねないのです。
それを防ぐために、下顎が横方向・前方向に動く時に、
上下の前歯が接触干渉して上下の奥歯が非接触状態に
なる現象をアンテリアディスクリュージョンといいます。
下顎は基本的に顎関節を支点にして咀嚼筋により
開閉運動をします。
力学的にみてみると顎関節が支点、筋肉の位置が力点
とすると作用点を前歯の位置にすることで、奥歯に不用意に
強い力を加えない・咬筋と内側翼突筋の力を封じる
仕組みができます。
この仕組みを成立させるのと前述３点の役割を目標に、これから前歯を整列していきます。