薬害肝炎訴訟 和解案全容判明
http://www3.nhk.or.jp/news/2007/12/14/d20071214000018.html
より転記
『C型肝炎の患者などが血液製剤でウイルスに感染したと訴えている薬害肝炎訴訟で、13日、大阪高等裁判所が示した和解案の全容がわかりました。昭和60年8月から63年6月までの間に投与された患者には国と製薬会社が症状に応じて和解金を払い、原告には裁判を行ってきた費用として一括して8億円を払うとしています。』
この和解案では国の責任を認める期間の基準を東京での判決をもとにしています。原告は前々から患者の線引きは認めないとしており、この和解案を拒否しました。以前にも触れましたがこれは国の責任を認めた裁判の中で最も限定的なもので。現在原告に入っておらず、製剤を投与されたのがこの期間に該当しない患者はこの救済から漏れる。私は少なくともフィブリノゲンに関しては、アメリカで承認が取り消された1977年から国の責任を認めるべきだと思いますが。
福田さんは国にも責任があったと一応は認めているし、肝炎患者に対する医療費助成も検討されているよう。国側に歩み寄りの姿勢も見て取れる感じなので、修正案に期待したい。
韓国アフガンから撤収完了
http://www3.nhk.or.jp/news/2007/12/14/k20071214000153.html
より転記
『アフガニスタンに駐留していた韓国軍の部隊の撤収が完了し、14日、全員が韓国に帰国しました。部隊の撤収は、ことし夏に韓国人のグループが反政府武装勢力タリバンに連れ去られ2人が殺害された事件で、人質解放の条件の1つになっていました。』
さて韓国軍のアフガン撤収は今年7月に韓国のキリスト教系のボランティア団体の牧師や信者23人がタリバンに拉致された事件で、人質解放の条件となっていた一つ。韓国はもともと決定していたことであり、人質解放とは関係ないとしているわけですが。これが本当にしても、タリバン側からは人質を取ることでアフガン撤退という結果を引き出した、と見られていてもおかしくはないでしょう。韓国が公にしている条件とは別に秘密裏に何らかの取引があったという説は有力とされてるし、おそらくそうだろうと。他国からはテロに屈する行為だと批判があったし、結果的には見ればテロに屈したということだろう。これに味をしめてタリバンやその他の勢力が外国人の拉致を繰り返し、軍の撤退や身代金など交換条件をその度求める可能性が高い。
この韓国人拉致事件について言えばそもそも禁止されている布教活動を行うためにアフガンにいたわけで、危険だとわかっているところにあえて自ら乗り込んでいったわけだからあとは自己責任じゃあないかと思うんですが。国はテロに屈してまでそんな国民の責任取る必要があるのか。人命とは尊いものですから、どっちを取るかというのは難しい問題か。