小沢氏 代表残留を正式に表明 http://www3.nhk.or.jp/news/2007/11/07/d20071107000161.html
民主党の小沢代表は、党の両院議員懇談会で、辞意を撤回し、代表にとどまることを正式に表明したあと、党本部で記者会見し、「ただ、ひたすらに衆議院選挙に向けて頑張っていく」と述べ、次の衆議院選挙に全力で臨み、政権交代を実現する決意をあらためて示しました。
はいはいどうも。やはりこうなったか、という流れ。だがまだ疑問が残る。それは①大連立を持ちかけたのはどちらからであったのか、②福田総理は給油にこだわらないと確約したのか。正直①はどうでもいい。しかしそれでは納得しない民主党の方々がいらっしゃる。②はどうして自民党議員が福田総理に詰め寄らないのか疑問で仕方のないくらい大きなこと。さらっと流されてるけどね。私の推測では大連立の話は福田さんからであり、給油にこだわらないと確約したことも事実であると思う。そもそも大連立はけっこう前からあって、ナベツネあたりのイケイケムードも関係してるとこで、小沢さんは福田総理に近い誰かに「総理は連立を望んでいる」と聞かされたんだろうね。それでそのことに党首会談で当然触れるわけで、あうんの呼吸とかいうオチになった感じじゃないかな。
この一件での小沢さんの失点は、党内を事前にまとめきれなかったこと。私は小沢さんの構想はすばらしいと考えている。だが、その構想の理解を求める以前に、党内の反発を買い国民にも十分に説明がされなかった。党、そして国民への説明を欠き、結果追いつめられてしまった。現段階にしてみても、一般の人にとっては、「政権交代じゃなかったのかよ」「自民と協力してどうすんだよ」のような話の延長で、「一度言ったことを撤回するなんて男らしくない」みたいなレベルでしか理解できていないかもしれない。理解を求めるということは、言うがやすく行うは難しである。
ではこれからの流れはどうなるのかな、と。求心力は低下し、党内は実際まとまりきっていない。表面上の解決にまずは過ぎないわけで。昨日発表された対案も小沢氏の構想とはほど遠いモノじゃないかな。この一件で民主は自民党の対決姿勢をさらに強めそうな感もあるが、国家の安全保障に関わる重要な法案や、国としての方向性に関わるような話なんかは、どんどん協議して欲しいと私は思っていたり。しかしながら、結果的に小沢さんの続投を求めるということは、裏を返せば次期代表として求心力をもって臨める人がいないし、民主党の力不足っていうのを露呈してしまったよ、って考えちゃったり。
音楽
さてさて、ちょっと思うことを。
最近よく白いイヤホンしてる人みかけますね。手元見るとだいたいiPODだったりする。
iPODの普及で音楽は私たちの生活とより密着したものとなったみたいですね。デジタルオーディオなんて音楽好きの一部の人間くらいしか買わないだろう、てな感じでここまで大ヒットするとは正直思ってなかったなあ。パソコンがずいぶん普及してるってことも、驚くほどではないけども何か時代というものを感じたりして。
当の私はというと音楽中毒かと思うほどの音楽好きの人間なわけで。酸素みたいなもの、と言ったら大げさなようだけどそんな時もある。
しかし日本の大衆音楽であるJPOPというものに対しては、ときどき心地よく感じないことがある。そのすべてを否定するってわけじゃないけど、私の思うところの音楽としての最低限のレベルをクリアできていないものがランキングの上位を飾っていたりする様子は不思議でならない。
本来音楽ってのは自己の表現方法であり、言葉という決められた枠組みの中だけでは表現できない人間の世界観を体言するものなんじゃないのかと。世界観とまでは言わなくとも、何か聴く人間に対して訴えかけてくるものがあるものなんじゃないかなっと思う。
そんなことを考えてたりすると、音楽の商品としての側面がなんか大きくなりすぎてる気がする。JPOPランキングは毎週めまぐるしく入れ替わり、待つ暇もないほど早いペースで新曲が売り出される様子を見ていると、これって消耗品?と思ってしまったり。時代が変われば価値観も変わりますが、一度原点に立ち戻って、作品としての音楽を見つめてみるのも大事なんじゃないでしょうか、と。