義母が遊びにきた。

朝から仕事だったが午後、地元に着くと

嫁からケンタッキーを買ってきて欲しいとLINE。

70過ぎの義母がケンタッキー?と思いながらも

買って帰ると、みんなよく食べる。

僕はお昼ご飯食べてきたので

サラダなど適当に、つまみながら

何気ない家族の会話に加わった。

夕方、義母が帰り、嫁も娘も

レギュラーポジションにつく。

つまり、それぞれの部屋に引きこもる。

僕も仕事があったので、それはまあいい。


案の定、誰も夕飯の話をしない。

気づけば20時を回ってる。

そうか、午後のケンタは

今日の夕飯だったのか。


キッチンには何の食材もない。

諦めて、今日は夕飯の先はないままで

明日の朝を迎える。


そして、それを嫁も娘も

不思議と思わない不思議。