以前の記事で激安バッテリーに挑戦しようとしたのが2009年11月中旬ですが、結局2ヶ月ほどで激安バッテリーは失敗という結論が出ました。

$ゼロゼロソフテイル-バッテリーたち

バッテリーの履歴としては、
2008年夏から2009年11月まで、HD純正を使用。正規ディーラーの中古車についてきたもの。
2009年11月から2010年1月まで、中国製、XTREMEVOLTバッテリー、XTX20HL-BS、7455円を使用。
2010年2月より、GSユアサ。15000円ぐらい。これから。

ではこの中国製XTREMEVOLTバッテリーで起こったことを時系列で書きます。

取り付けた後、1ヶ月ほどは問題なく使用できていました。
クリスマス頃からお正月明けまでハーレーに乗れない日が続きました。2週間ぐらいだったでしょうか。

お正月明けのある朝にエンジンを掛けようとすると
セルが「カチッ」といったまま、全ての電装の電源が落ちました。イグニッションスイッチをON/OFF/ACCとひねっても無反応で完全に電気が着ていない状態です。
ところが、数分待つと、イグニッションスイッチをOFFからONにしたところで、メーターやランプの電源が正常に入ることもありました。いわゆるバッテリー上がり、とかバッテリーが弱っている場合とは違う症状のようです。

とはいえ、試しに車のバッテリーをつないでやるとエンジンは掛かりました。
「まあ、寒かったのと2週間経っていたから、弱っていたのかな」と思ってそのまま10kmほど走り勤務先に到着しました。異常はありません。

その日の夕方、帰るためにイグニッションスイッチをOFFからONにしたところ、メーターやランプが正常に点灯しました。そのままクラッチを握ってセルスイッチをおすと、カチッという音の後、またしても全てのランプが消灯しました。またか、と思って車に繋いでもらったのですが、今度はスイッチをOFFからONにしても電装系が動きません。始動はあきらめて、後日とうとうレッカーで帰ってきました。
この電源ONで電装系が死んでいる状態でバッテリーの電圧を測ると極端に電圧が降下していることがわかりました。

スイッチなんかの接点とか、ソレノイドとかの異常だったら嫌だなと思いながら、ある温かい1月の休日の昼間にスイッチを入れてみたところ、問題なくエンジンがセルで始動しました。

ということでわかったことは、
・ 低温が原因だと思われるが、このバッテリーは突然使えなくなることがある
・ 使えなくなる状態は、いわゆるバッテリー弱り、あがり、といった症状とは異なる。
・ バッテリーを交換しない限り、これは防げない

車をつないでも始動どころか電装系も点灯しなくなるという症状はレッカーに来てもらったお兄さんも知らないということです。イメージとしては、異常を起こしたバッテリーが、車の電流をそこで消費しているような印象で、バッテリーを外すとエンジンの始動はできるようです。(ただし、その場合は走行用のバッテリーが確保出来ないので走って帰れない)

GSユアサのを結局買いました。
$ゼロゼロソフテイル-GSユアサ

$ゼロゼロソフテイル-中国
これも中国製と書いてありますが、大丈夫な気がします。
液の注入はこれからです。

苦い経験をしましたが、安いからということで中国ブランドのバッテリーに手をだすのは控えようと思いました。ちょっと耐久性が低いぐらいかな、と予想していた自分が甘かったと言わざるをえません。

ただし、以上に紹介した私のケースはこのブランドの全ての製品で起こるというわけではなく、たまたまハズレであった、もしくは私の取り扱いや輸送中の事故によるものかもしれません。