普段僕は、あまりテレビを見ない。


忙しいし、一度つけてしまうとついだらだら見てしまうので。


が、先日ふとつけたときにTEDが流れていた。


https://www.ted.com/talks?language=ja


今回はアルベルト・カイロというイタリア人の理学療法士だった。


https://www.ted.com/talks/alberto_cairo_there_are_no_scraps_of_men?language=ja


職業柄、ついふむふむとみてしまった。終わるころには、真剣に自分の将来を考えていた 笑。仕事とは人間に尊厳を与えるものであること、障碍者であるからと言って偏見を持たずにとりあえずは仕事を与えてみること。アルベルトが言いたかったのは、要するにそういうことだと思う。


今の医療は、「病気を見て病人を見ず」と揶揄されることがよくある。ある意味では、それは仕方がない。とてもじゃないが、病人一人一人と深くかかわることはできない。が、ビジネスとしてそのような仕組みを作ってしまえば、それは不可能ではない。個人で対処するのではなく、組織として運営し、かつ利益が生じるような仕組みを作る。その上で、人道的な部分でもポイントを外れない。これは決して夢ではない。残念ながら、今の日本政府にはとても無理だろうが・・・。しかし、人類が今後も永遠に発展していくためには、それ以外の選択肢はないのではないか。


「人道的な問題に利益を組み込むとは何事か」という人がいるかもしれないが、それは逆。ある一定のグループが身を削らなければ成り立たないようなシステムは必ず破綻する。政府から民間組織まで含めて、皆がwin winとなるようなシステムを作らなければ、必ず綻びがでる。


一度しかない人生を、時間を削って働かなければいけないのであれば、そのようなシステムを作ることに奔走してもよいのではないか、と考えさせられた番組でした。


神秘行関係ないけど 笑。