どうも、ゼロです

 

僕が住んでいる場所はもう梅雨入りをしていまして、絶賛偏頭痛持ちとなっております。

さて、そんな僕が紹介する作品がこちら!

 

 

 

 

ドキュメント

太陽の牙 ダグラム

 
ロボットアニメ全盛期である80年代の始め、81年に高橋良輔監督が世に出した意欲作「太陽の牙 ダグラム」を再編集、政治的な描写をメインにした劇場作品
 
スタッフは変わらずTV版のそれをよりドキュメンタリー風に作られました
 
監督は「装甲騎兵 ボトムズ」「機甲界 ガリアン」「蒼き流星SPTレイズナー」などの多数のアニメ作品を監督された高橋良輔監督
音楽は「ウルトラセブン」から多くのウルトラシリーズ音楽を担当された冬木透先生
主役のクリン・カシムの声を担当するのは「サイボーグ009」島村ジョー「赤毛のアン」ギルバート・ブライスの声を担当した井上和彦さん
が担当しています
 
そんな今作の内容にいきましょう
 
 

 

 

 

それは、たった一発の銃声から始まった
 
地球に40%の食料資源を依存させるために植民星となったデロイア星
地球連邦第8軍 参謀フォン・シュタイン(声:蟹江栄司)撃った銃弾司令官であるダンロック(声:池田勝)に当たった時
 

 

フォン・シュタインはデロイア星の首都カーディナル市で行われていた評議会を占拠
 

 

その場にいた評議会議長ドナン・カシム(声:山内雅人)ら議員たちを監禁デロイア星の独立を宣言
 

 

この事で地球連邦軍は救出作戦を結構
CBアーマー(コンバットアーマー)をも使った激しい戦闘となった
 

 

激闘の末、救出隊はドナンが監禁されている部屋まで到着

その光景は異様なものだった

 

ドナンがこの事を説明する

その内容は独立宣言をしたフォン・シュタインは議員たちによって利用されていた、と

だが銃を向けられている議員たちは覚えのないような反応をする
 
フォン・シュタインは議員らを連行させ、デロイアの州立化を願っていたところに彼らが利用したと説明をする
 
そして、ドナンは議長として州立化を認めること、そして反乱軍に報復しないことを誓った
 
こうして事件は意外な形で終息した
 
反乱の首謀者フォン・シュタインは事件の責任に問われることなく州政府代表に就任した
 
そう、これは不満があふれていたデロイア人が行う独立運動の「ガス抜き」を考えたドナンとフォン・シュタインの狂言だった
 
 

 

デロイア州が誕生し、理想的に終息したように思わせたが、条約違反ではあるものの独立派に対する異常な武力行使は止まらなかった
CBアーマーや戦車部隊、大量の兵力で行う鎮圧と言い張る蹂躙が横行していた
 
議長ドナン・カシムの息子クリン・カシム(声:井上和彦)はその様を間近で見ていた
 

 

彼は父のやっていることに疑い始める
 
父もまた自分の政治を語るがあまりにも冷たく、過激だったことでクリンは父や州政府のやっていることに不満を抱くようになる
 
運命はクリンに出会いを与える

 

それは独立派の指導者で象徴とも言われるデビッド・サマリン(声:宮内幸平)との出会いだった
 
クリンは彼の考えを聞き悩み、納得する
 

 

日が経ち、連邦政府は独立派のサマリンを逮捕、両者の代表が話し合う

だが、あまりにも違う"歴史の見方"

そして立場の違いによって理解し合わずにサマリンは連行

 

 

一部始終を見ていたクリン政治家としての父の考えと対立、デロイアのゲリラグループが作った新兵器ダグラムに乗り込み
 

 

ついに自分として戦う牙を得た

 

クリンは連邦軍の出す兵器を破壊しサマリンと共に行動をするようになる

 

 

こうしてサマリンを筆頭としたゲリラグループ デロイア7(後に太陽の牙と呼ばれる)は同じ理想を掲げるゲリラを仲間にしていきその力を大きくしていく
 
その様子は連邦軍の耳にも届いていた
 
当然、州政府に不満を抱いたデロイア人の兵士にも・・・
 
ウルナ基地にてクーデターが起こった
基地司令官のデロイア人に対する人道に反した戦時条約違反行為を批判したのだ
 
ドナン・カシムとフォン・シュタインは彼らを反乱分子とし鎮圧させるために隊を送る
 
だがそれをウルナ基地の兵士とダグラム率いるデロイア7の活躍により返り討ちにすることに成功
 

 

ウルナ基地の中尉でこのクーデターのリーダー カボール・ザナ(声:鈴置洋孝)はサマリンに投降しようとするがサマリンは共に戦う仲間として受け入れた

 

確実にデロイア7、デロイア独立を夢見る者たちは力を付けていた

 

彼らの夢は成就するのか、ドナンやフォン・シュタイン、政治を操れる者たちはどんな野心を持って生き延びるのか

 

 

 

 

と言った感じです

 

えぇ、SF作品でありながらかなり現実味があって非常に泥臭い

故にかなり衝撃的な展開、虚しくもなる展開が多くてすっごく好きなんですよ!

 

ただ、今作劇場版なので上手く80分にまとめられていますがTV版だと全話数がなんと75話

なので、仕方がない事なんですが端折ってる部分が多いんです

 

そして、最初にも書いたように政治的な動きがメインで主人公クリンやデロイア7などの兵士たちと言うのはメインじゃないんです

なのでダグラムと言う作品を楽しめるかここで試してみてからTV版を観ていくなんて言う感じがいいんでしょうね

 

と言うことで今作はとにかく観てみてください

絶対に損しないので

 

さて、今回はこのくらいにします

 

では!