零そばでお出ししている直焙煎コーヒーは、
これまでコンロの直火で仕上げてきました🔥
香ばしさは安定して出せる一方で、
「豆の中まで、もう少しやさしく熱を入れられないか」
という感覚がずっと残っていました。
コーヒー焙煎は、実はただ“焼く”だけではありません。
・水分の抜け方
・糖とアミノ酸の反応(メイラード反応)
・カラメル化によるコクの生成
これらが温度の入り方で変わります🧪
直火は反応が速い反面、表面が先に進みやすい。
そこで今回、遠赤外線だけで焙煎したらどうなるか?
という実験をしてみました。
🪨御影石で遠赤外線だけ焙煎チャレンジ
ホームセンターで見つけたのが
ガーデニング用の御影石プレート。
これをコンロでしっかり予熱して、
放射される遠赤外線の熱だけで
コーヒー豆を焼いてみました。
理屈上は、
遠赤外線は内部までじんわり熱が入りやすく、
丸い味になりやすいと言われています。
……が、
結果はシンプルに言うと
焼けませんでした😅
石は熱い。
でも焙煎が進まない。
遠赤外線だけでは、
焙煎温度帯まで押し上げるだけの
スピードと熱量が足りない、という実感でした。
🔥急きょ「直火+遠赤」の併用に変更
そこで途中から方針変更。
御影石の遠赤外線と、
コンロの直火を交互に使う形へ切り替えました。
すると、ここで変化が出ました。
豆のふくらみ方が明らかに違う。
一粒一粒に張りがあり、
外だけ先に乾いた感じが少ない。
手応えが変わりました。
☕️味の変化:よりクリーミーに
抽出してみると、
これまでの直火のみ焙煎と比べて、
✅ 苦味の角がやわらかい
✅ コクが厚い
✅ 口当たりがなめらか
✅ 全体にクリーミーな印象
直火で表面の反応を進めつつ、
遠赤外線で内部まで熱が入ったことで、
反応のバランスが整ったのだと思います。
結果的に、
「遠赤だけで焼こうとして失敗 → 併用で成功」
という流れでしたが、
むしろこの寄り道が、
新しい味につながりました✨
🔬次のステップへ
今回使った御影石は、
もともとガーデニング用🪴
焙煎用としては効率が良いとは言えません。
なので次は、
遠赤外線を出しながら、
もっと効率よく熱を通せる素材や構造を探して、
もう一段階、実験を進めていきます。
零そばのコーヒーは、
完成品ではなく、進化の途中です☕️
試行錯誤も含めて、
一杯の味を育てていきます。






