こんにちは。

学校ギライをなくす活動をしているゼロ先生です。

いつもお読み頂きありがとうございます。


結論から言います。


幼い頃から、甘えを受け入れられてきた子どもは、精神的自立が早いものです。


しかし、甘えが十分でなかった子どもは、形を変えていつまでも親の注意を引くようなことをやり続けます。



なぜか?


子どもは、親に甘えることで、「安心を得ている」からです。


では、具体的な事例を見ていくことにします。


ある母親から

「先生、うちの子はもう5年生にもなるのに、母親に甘えてばかりで困っているんです。
この間は、帰ってくるなり、私に抱きついてきたんですよ」


さて、あなたなら、どのように、この母親の話を聞きますか?



thinking time



次のAとBのどちらに近いですか?



A:「お母さん、もう高学年です。いつまでも甘やかさない方が、お子さんのためです」


B:「お母さん、親子関係が良好ですね」



答えは、Bです。


なぜか?


実は、このお子さん、学校でいじめにあっていたんです。


今まで、話そうとしていたんですが、話すと、お母さんに心配をかけてしまうと思って言えなかったらしいのです。


でも、また、嫌なことをされたようで、ついに我慢できなくなったんです。


そこで、家に帰ってくるなり、お母さんに抱きつき、詳しいいきさつを話したのです。


もしあなたのお子さんが、お母さんと良好な親子関係ができていなかったとしたら、…


もしあなたが、「もう大きいんだから、いつまでも甘ていてはダメよ」と話を聞いてくれないような態度をとっていたとしたら、…


もしあなたの口癖が「忙しいから後でね」だったとしたら、…


お子さんは、何か困ったことがあったとき、お母さんに話そうとするでしょうか?


子どもが精神的に自立をするまでは、親の力が必要になります。


幼い頃から充分に甘えを受け入れられてきた子どもは、精神的自立が早いと言われています。

反対に、甘えが充分でなかった子どもは、形を変えていつまでも親の注意を引くようなことをやり続けるようです。



「甘えを受け入れる」ことは、
子どもの要求に応えて、親が精神的なサポートをすることなのです。