こんにちは。

算数ギライをなくす活動をしているゼロ先生です。

いつもお読み頂きありがとうございます。

質問です。

もし、「身の回りから比が使われているものを探してみましょう」
と言われたら、あなたは、どんなものを思い浮かべるでしょうか?



thinking  time



麺つゆのびん、プラモデルのスケール
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身の回りにある比の中には、次のように3つの数で表されたものもあります。

3つの数で表された比
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このように、比は3つ以上の量の割合を表すときにも使われます。

三角形の3つの辺の長さも、3つの数の比で表すことができます。

この比が、3:4:5になるとき、必ず直角三角形ができます。

今から5000年ほど前のエジプトで、「なわ張り師」と呼ばれた人たちは、12個の結び目が同じ間かくでついているなわを使っていました。

なわ張り師は結び目を頂点にして、辺の長さの比が3:4:5の直角三角形をつくり、この直角をピラミッドなどを作ることに利用していました。
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さて、問題です。


(問) 長さ36cmのなわを使って上のような直角三角形を作るとき、3つの辺の長さをそれぞれ何cmにすればいいでしょうか。

(わかっていること)
辺の長さの比
3:4:5

全体を3+4+5 = 12とみる。

すると、

3:12 = x : 36
x= 3× 3
= 9

4:12 = x: 36
x = 4 × 3
= 12

5:12 = x : 36
x = 5 × 3
= 15

答え 9cm、12cm、15cm


これで算数タイムを終わりにします。次回の算数タイムを楽しみにしてください。