こんにちは
算数ギライをなくす活動をしているゼロ先生です。
いつもお読み頂き、ありがとうございます。
もし、あなたが小学生のお子さんをお持ちなら、…
もし、あなたのお子さんの
「算数で困った」が「算数で笑顔」に変わるとしたら?
あなたはそのヒントを知りたいとは思いませんか?
では、早速始めましょう。
(問) たて24cm、横18cmの長方形の紙に合同な正方形の紙をすきまなくしきつめます。
いちばん大きい正方形の1辺の長さは何cmでしょう。
ただし、1辺の長さは整数とします。
図
算数ギライをなくす活動をしているゼロ先生です。
いつもお読み頂き、ありがとうございます。
もし、あなたが小学生のお子さんをお持ちなら、…
もし、あなたのお子さんの
「算数で困った」が「算数で笑顔」に変わるとしたら?
あなたはそのヒントを知りたいとは思いませんか?
では、早速始めましょう。
(問) たて24cm、横18cmの長方形の紙に合同な正方形の紙をすきまなくしきつめます。
いちばん大きい正方形の1辺の長さは何cmでしょう。
ただし、1辺の長さは整数とします。
図
4人は、同じ班のメンバーです。
あおいさん、つばさ君、ゆいさん、ゆうと君
ゆうと君が困った顔をしています。
ゆうと:「『すきまなくしきつめる』って、どういうことなの」
つばさ:「『すきまなく』を『ぴったりしきつめる』って考えてみたら」
ゆい:「まず、たてで考えてみようか。
たてにぴったりしきつめるには、正方形の一辺の長さを何cmにすればいいと思う」
ゆうと:「1cm、2cm、3cm」
あおい:「すごい、スラスラ出てきたね」
ゆい:「1、2、3って、どんな数?」
ゆうと:「整数」
ゆい:「その通り、整数で正解」
あおい:「24を1、2、3でわってみてよ。あまりはある?」
ゆうと「あまりがない。もしかして、約数?」
あおい:「どうしてそう考えたの?」
ゆうと:「ぴったりっていうから、間をあけないって考えたの、そうしたら、間は0。つまりあまり = 0、約数ってなったの」
あおい:「ゆうと君、今の説明、うまいね」
ゆうと君は、どうやら、『すきまなくしきつめる』とは、約数を求めるということがわかってうれしそうです。
(見通し)
たての長さ24cm : 24でわりきれる数
つまり、24の約数
横の長さ18cm : 18でわりきれる数
つまり、18の約数
すきまなく= あまりがない=わりきれる=あまりが 0
ゆいさんが困った顔をしています。
ゆい:「正方形が出てきたんだけど、これって約数とどう関係するの?」
つばさ:「正方形のたての長さと横の長さは、どうなっていたの?思い出してみて?」
ゆい:「わたし、図形が苦手なの。でも、正方形なら分かるよ。たてと横の長さが等しい図形だったよね」
つばさ:「そう、その通り。では、たての長さの約数を書き出したよね」
ゆい:「うん、たての長さと、横の長さも書き出したよ」
つばさ「書き出した数って、どちらも約数だよね。」
ゆい:「わかった。18と24の約数。つまり、共通の約数、公約数を求めればいいんだ」
どうやら、ゆいさんは共通の約数 = 公約数を求めるということがわかってうれしそうです。
正方形 : たての長さ= 横の長さ
つまり、18と24の共通の約数 = 公約数
今日は、「公約数の考えを使った問題」です。
では、
いちばん大きい正方形とは、
どう考えればいいのでしょう?
ゆうと:「約数を書き出して、その中でもいちばん大きいから、最大公約数かな」
正方形 : たての長さ= 横の長さ
つまり、18と24の共通の約数 = 公約数
今日は、「公約数の考えを使った問題」です。
では、
いちばん大きい正方形とは、
どう考えればいいのでしょう?
ゆうと:「約数を書き出して、その中でもいちばん大きいから、最大公約数かな」
つまり、「最大公約数」を探す
ゆうと君は、絶好調のようです。
順序良く、約数を書き出していきましょう。
24の約数を書き出す。
24の約数を書き出す。
1、2、3、4、6、8、12、24
次に、18の約数を書き出す。
1、2、3、6、9、18
共通の約数を探す。
1、2、3、6
この中で最大の約数は、6。
つまり、最大公約数は、6です。
あおい:「もっと簡単な方法があるよね」
つばさ:「そういえば、あったよ。小さいほうの約数の中から見つけるとはやかったよね」
まず、小さいほうの18の約数を書く
1、2、3、6、9、18
次に、この中で24の約数を見つける
1、2、3、6
だから、最大公約数は、6になる
ゆうと:「こっちの方がはやいよ」
答え いちばん大きい正方形の一辺は6cm
(まとめ)
いちばん大きい正方形の一辺の長さになる数は、24と18の最大公約数です。
《 ワンポイントアドバイス 》
まず、公約数に気づく。
次に、最大公約数に気づく。
そのためには、相手に応じてうまく質問することで、
答えを引き出していきます。
答えを「教える」のではなく、答えを相手から「引き出す」。
つまり、「教える」から「引き出す」にシフトする。
今日の算数タイムは、これで終わりです。次回の算数タイムを楽しみにしてください。