「どのチームの成績がいいの?お母さん教えて」
もし、お子さんから、聞かれたらどうしますか?
あなたは、説明できますか?
大丈夫です。これから、つばさ君とあおいさんと一緒に勉強しましょう。
(問) ある市で、4つのチームがドッジボールの試合をしています。それぞれのチームのこれまでの試合数と勝った試合数は、次の通りです。
この時点での、成績の良い順を調べましょう。
つばさ:「試合数がちがうから、分からないよ」
あおい:「勝った試合もちがうしね」
つばさ:「どうしたらいいの?」
ゼロ先生:「予想を立てようか?どのチームがよさそうかな?」
あおい:「AとBがよさそうだね。どちらも試合数の半分以上勝っているからね」
つばさ:「Cは、一番悪いよ。だって10試合で1回しか勝っていないんだよ」
あおい:「Dは、半分しか勝ってないよ」
つばさ:「AとBは、どちらがいいか分からない。だって、試合数が同じならわかるけれど、ちがうからね」
あおい:「AとBのどちらが成績がいいか調べればいいね」
ゼロ先生:「AとBの2チームを調べることにしましょう」
あおい:「数直線図に表してみようか」
つばさ:「いいね。何を1にしたらいいと思う?」
あおい:「これまでの試合数を1にしたらどう?」
つばさ:「Aチームからやってみようか?」
〈 1とみる方法 〉Aチーム
1 → □ 、□倍、
だから、10 × □ = 7
□ = 7 ÷ 10
= 0.7
〈 1とみる方法 〉 Bチーム
1 → □、□倍
だから、8 × □ = 6
□ = 6 ÷ 8
= 0.75
よって、Aチームは0.7、Bチームは0.75
つまり、Bチームの方が成績がいい。
では、同じように、C、Dチームも調べましょう。
Cチーム : 1 ÷ 10 = 0.1
Dチーム : 2 ÷ 4 = 0.5
成績の良い順は、
B、A、C、D
(まとめ)
成績の良さを比べるときは、「1とみる方法」を使うとかんたんにできる。
ゼロ先生:「ここで、新しい考え方を教えるね」
1とみる方を「もとにする量」といい、もう一方を「比べる量」という。
このように、「もとにする量」を1とみたとき、「比べる量」が何倍にあたるかを表した数を「割合」という。
ゼロ先生:「この数直線図で理解するといいよ」
お母さん、どうでしたか?
「1とみる方法」が分かりましたか?
よく分からないときは、数直線図に表すと、よく分かりますね。
今日の算数タイムは、これで終わりです。
次回の算数タイムを楽しみにしてください。