リボン0.6mの代金が48円の時、
1mのねだんが説明できない!?

あなたなら、どうしますか?

答えは出るが説明できないってこと、
ありませんか?
そんな時に役立つ、とっておきの方法があります。

あなただけに、そっと教えちゃいます。

では、今日の問題、実は5年生の算数です。

(問) リボン0.6mの代金が48円でした。
このリボン1mのねだんはいくらでしょう。


まず、見通しを立てましょう。
およそいくつぐらいか考えてみることが大切です。

あおいさん、つばさ君と一緒に考えてみることにしましょう。

ゼロ先生:「今までの問題とどこがちがうかな?

つばさ:「リボンの長さが1mより短くなったことかな」

ゼロ先生:「見通しを立ててみましょう」

あおい:「48円より高そう。だって1mは0.6mより長いからね」
つばさ:「100円ぐらいかな。1mは、0.6mの約2倍だから、それより安いかな?」

ゼロ先生:「2人とも、見当のつけ方がいいね。これで具体的な数が分かったね」


あおい:「イメージできないから、図で考えようよ」
つばさ:「そうだね、数直線図を使おうか」


数直線図
{E5FB52FE-E9AD-4D12-AB87-1F3B85C810BB}

ゼロ先生:「これで、相手もイメージできるね!」

1mのねだんを求める式は、

1 m→ 0.6m になるということは、0.6倍。
ねだんも0.6になる。
だから、
□ 円 × 0.6 倍 = 48円

□円を求めると、
□ = 48 円 ÷ 0.6倍

ゼロ先生:「今までのわり算とちがうところはどこだろう?」
あおい:「割る数が1より小さくなったことかな」
つばさ:「そうだね、前は、2.4mだったからね」

つばさ:「0.6を整数にしてみるよ。
そのために、割られる数と割る数を
10倍するね」


あおい:「小数より整数の方が分かりやすいね。そのために、習ったことを使う。さすが、つばさ君!」

48 ÷ 0.6 = ( 48 × 10 ) ÷ ( 0.6 × 10 )
= 480 ÷ 6
= 80
答え 80 円

あおい:「答えが出ました。1mのねだんは、80円でした。やっぱり48円より高かったね」

つばさ:「数直線図は、分かりやすかったね。100円よりは安かったね。予想は当たり」

あおい:「80円って、もとの数より大きいね。
こんなわり算もあるんだ」

つばさ:「数直線図を見てごらんよ。□ 円は48円より右にあるから、大きくなっていいんだよ」


振り返り
あおい:「見通しを立てることで、およその数が分かり、やりやすかったね」

つばさ:「数直線図は、数量の関係が目で見てよくわかるから、便利だね」

あおい:「割り算のきまりは、きちんと押さえておきたいね」

説明するときのポイント
⑴ およその数を出してみる。
⑵ 図に表す。
⑶ きまりを使う。

今日の算数タイムは、これで終わりです。また次の算数タイムをお楽しみにしてください。