あなたは、円の面積を求める公式をご存知だろうか?

円の面積 = 半径 × 半径 × 円周率(3.14)

これが公式です。
では、どのようにこの公式がつくられたか、ご存知ですか?
あなたは答えられますか?

実は、「えー、こんなの知らなかった」
というような公式の導き方があるので、是非あなたにお伝えします。


(問題)円の面積を求める公式を作りましょう。
次の図のように、円を8等分、16等分、36等分、‥‥と、
細かく等分してならべかえると、どんな形に近づいていくでしょう。

8等分
{790D7811-5902-4BE2-A2BE-77C0D942F3D6}

16等分
{60C18BE6-EDC3-4CEB-AC18-6CB1E20CDA92}

36等分
{9BE5E22B-E89C-43AA-B042-EF8EB4F77448}


円は「平行四辺形」に近づいていきます。

平行四辺形
{F20D8962-3502-4572-B89F-D19F5701FE4B}
(か)は底辺で、(き)は高さです。

つまり、この平行四辺形の面積は、円の面積と同じになります。

(問1 ) (か)は、円のどこの長さと同じになりますか?


thinking time


実は、「円周の半分」の長さと同じになります。

(問2) (き)は、円のどこの長さと同じになりますか?

thinking time


「円の半径」の長さと同じになります。

だから、円の面積を求める公式は、
円の面積 = 円周の半分 × 半径
= 直径 × 円周率 ÷ 2 × 半径
= 半径 × 半径 ×円周率

{87888052-0C1F-45E0-B2EB-30B3B3840121}


つまり
円の面積 = 半径 × 半径 × 円周率(3.14)
あなたがご存知の円の面積の公式になるのです。

これで、今日の算数タイムは終了です。
次回を楽しみにしていてください。