算数ギライのあなたにだけ、伝えたいことがあります。
 
 
それは、「X」です。
 
式の中で使われる文字です。
 
例えば、12× X=72
 
「X」って、中学校で学習すると思われているかもしれませんが、
今では、小学校6年生で学習するのです。
 
A:「そうなんだ。知らなかった。」
 
B:「じゃ、うちの子、6年生だから、もう習っているな」
 
では、つまずきの多いこの「X」を今日は、攻略するコツを伝えますね。
 
12× X=72
 
X=72÷12
 
C:「どうして72÷12になるの?」
 
A:「逆算で求めるんだよ」
 
B:「逆算 ???…」
 
12×X=72
 
12÷12 × X=72÷12
 
A:「両方を12で割ったんだよ」
 
B:「12で割る⁇」
 
C:「12で割れるの?」
 
A:「両方の辺を12で割った訳を説明するね。
 
それは、等式の性質を利用したからできたの。
 
『両辺を同じ数字で割っても等式は成り立つ』
 
つまり、A=B なら A÷12=B÷12
 
B:「なあんだ。そういう性質があったんだ」
 
 
では、くわしいことは、下を見てね。
 
等式の性質
・両辺に同じ数字を足しても等式は成り立つ 
A = B なら A +C = B +C 
・両辺から同じ数字を引いても等式は成り立つ。
A = B なら  A –C = B –C 
・両辺に同じ数字をかけても等式は成り立つ。
A = B なら  AC = BC 
・両辺を同じ数字で割っても等式は成り立つ。
A = B なら  AC=BC
 
続きを話すね。
 
12÷12 × X=72÷12
 
12÷12=1になるね。
 
だから、X=72÷12 
 
答え X=6
 
「逆算」という言葉が出てきたので、解説します。
 
「逆算」とは、逆の計算をすることです。
 
つまり、足し算なら引き算。
かけ算なら割り算。
 
B:「逆算の意味がよくわかりました」
 
簡単にいうと、+ → −、× → ÷
 
C:「なあんだ、そう考えればいいんだ。簡単だね」
 
 
これで、X を使った式の解き方が分かったかな。
 
次は、少し難しい「X」について、勉強するね。
お楽しみに。