微生物を味方にしよう。過度な殺菌や消毒は禁物。その理由。
細菌を抗菌薬などで除去しようとすると、一定数、死なない細菌が出てくることがあります。
薬剤耐性菌です。
2050年には、ガン死亡者数を薬剤耐性微生物による感染症死者数が、上回るのではないかとも、予測されており、今後大きな社会問題の1つになる可能性があるといわれています。
薬剤耐性菌について。
抗菌作用のあるものを使用し続けることで、薬剤より強い細菌が生き残って、増殖するようになり、結果として、薬では太刀打ちできない細菌の数が増えてしまうのです。
こういった薬剤耐性のある細菌が、もし病原性をもっていた場合。
私たちはその細菌に感染しても、薬による治療ができません。
通常の石鹸などで消毒する場合。
石鹸で手洗いすることについては、薬剤耐性菌は生まれないと言われています。
しかし、一部の抗菌グッズや歯磨き粉などの抗生剤が使用してある日用品が、室内に残留することで、耐性菌の増殖を助長することもあることがわかっています。
室内に、森林のような空間を作る。
実際、室内にいる微生物で、人間に有害なものは2割程とも言われています。
むやみに、室内の殺菌や消毒しすぎると、「残り8割の無害な微生物」まで殺してしまい、微生物の多様性(バランス)が崩れてしまいます。
健康でいるために、
目に見えない微生物を取り除こうとして、過度に消毒殺菌をし過ぎるよりも、状況に応じては、多くの微生物を取り込んだほうが良い。
空間に存在する微生物の「多様性」が上がると
「人間にとって、悪い微生物が、独占的に増殖することを防ぐことができる」
動植物の生態系が一部でも欠けると、生態系全体が崩れていきます。
微生物のコミュニティ(マイクロバイオーム)も、その多様性が保たれていることこそ、人間の健康にとって、良い環境と言えるのではないでしょうか。
子ども時代に、多様な微生物に触れて育つと、免疫力が上がる。
実際に都市と比べて、「多様な微生物が生息する農地」で育った子どもは、喘息など、自己免疫疾患の重症度が、比較的に軽度であることもわかっています。
幼児期までに、多様な微生物に触れることが、免疫を上げることになると言われています。
窓を開けると有害物質の濃度が下がる。
窓を開けて換気することで、室内の有害物質の濃度が下がります。
土壌など自然環境に生息する微生物が、室内に入ってくるため、室内の微生物の多様性を手軽に上げることができます。
「たとえば、病院では、機械換気が行われているのですが、機械換気だと自然換気に比べて室内の微生物の多様性が下がり、さらに病原性の微生物の割合が、高まることがわかっています。
これが院内感染の原因の1つになっているのではないかとの指摘もあります」
🙋♀️ 発酵食品を部屋におくと、森のような空間が生まれます。
なんとも気持ち良いです〜
心地よい空間を楽しみましょう。
🌱手作りの発酵微生物をおくと、室内が自己浄化を始めます。
手作りみそ。
酵素。
豆板醤
味醂。
梅干し。
塩麹。
お部屋に並べましょう。
並べてよし。食べて良し。✨🌿🌿